2007年09月07日発行1001号

【大阪・枚方 市長選 「STOP談合政治」へおおた幸世さん 立て直そう枚方を市民の手で】

 大阪・枚方市長選(9月16日告示、23日投票)に立候補を表明したおおた幸世さん。市民に訴える最大のポイントは「STOP!談合政治 立て直そう枚方を 市民の手で」だ。


市民は怒っている

 おおた幸世さんは「平和で豊かな枚方を市民みんなでつくる会」の共同代表とともに8月28日、立候補の記者会見を行った。

談合は市民への犯罪

 「市民はほんとうに怒っている。私も怒っている。中司(なかつか)市政がここまで腐敗していたとは腹立たしい限り。談合は税金のムダ遣いであり、市民を裏切る犯罪だ。市役所も議会も中司市長の暴走を止めることができなかった。枚方を立て直すことができるのは、これらに一切関わってない者にしかできない。私なら枚方を変えられる」

 立候補への熱い思いを語ったおおたさんは、具体的な政策を紹介した。

 「談合防止で税金のムダ遣いをなくす」ために、今回の第2清掃工場談合事件による損害賠償額の3倍(30億円)を大林組や中司ら関係者に請求する。この賠償金は福祉予算に回す。誰でも参加できる入札制度を導入し、談合による損害額の3倍の罰金請求と3年の資格停止(アメリカ方式)で二度と談合ができない制度の確立をめざす。

 「市政の充実と民主化」のために、知る権利を保障するための情報公開手続きの簡素化、土曜日の市役所前に生活相談広場の設置を提案。生涯学習センター(公民館)を無料化し、住民に開かれた広場にする。

 「大型公共事業を見直し、生活に直結する事業を」では、子育て・生活支援センターの充実、町のバリアフリー化、生活道路の整備を提案した。

 「子ども、障害者、お年寄りが生き生きと輝く町づくり」では、保育所の民営化のストップ、競争や選別でない地域に根ざした学校、中学3年までの医療の無料化と65歳からの医療助成の拡大などを掲げた。

 そして、「平和がいちばん」の訴えは、憲法に反する国民保護計画を見直し、戦争に協力しない町づくりをすすめることだ。

9日に市民の集い

 「平和で豊かな枚方を市民みんなでつくる会」は9月9日、「チェンジ・チャレンジ・クリーンアップ 立て直そう枚方を おおた幸世とともに 市民の集い」(午後6時から メセナひらかた多目的ホール)を開く。会の共同代表の一人・家高憲三さん(元枚方市教育長)が「中司談合政治の12年を斬る」をテーマに講演。おおた幸世さんも「STOP!談合政治」を訴える。

ホームページに戻る
Copyright Weekly MDS