2016年09月23日発行 1445号

【沖縄連帯 改憲阻止 10万人署名各地でスタート 2時間で100筆超える協力も】

 ZENKOが呼びかける「沖縄に新しい基地をつくらせず、憲法改悪をさせない!平和と命を守る緊急署名」の街頭行動が各地に広がりつつある。首都圏をはじめ滋賀や広島でもスタートし、大阪市内では2時間で101筆の協力を得た例も現れた。関西では9月22日、1千筆目標の一斉街頭行動日を設ける。

東京 テントひろばでも緊急署名

 9月11日経産省前テントひろばで、脱原発怒りのフェスティバル前の1時間を使って「平和と命を守る緊急署名」の活動が行われた。

 署名板に前だれをつけ、横断幕を張り出す。警察の沖縄・東村高江弾圧を報じる新聞記事をラミネートして貼り付けた立て看板も用意した。

 「今、憲法が変えられようとしている。高江でも政府の強引な建設工事が行われている」と切り出すと、「そうだ」とうなずく人が多い。署名用紙を持ち帰る人も5人現れた。

 福島県双葉町から都内に避難中の亀屋幸子さんが近寄ってきて「もっと大きな声を出して署名板持ってみんなに回さなきゃ」とハッパをかけ、自らテントの仲間に呼びかけて署名を集める場面も。

 署名活動に参加した若者は「人とつながる署名≠目標に、ただ数を集めるだけではなく、署名してくださる方と対話し、団結まつりや集会の宣伝をするなど、次につながるような行動を心がけた。高江弾圧の立て看板には多くの方が注目していた。改憲や沖縄の状況に関心のある方が多くいることがわかった」と手応えを語っている。


滋賀 署名でマスコミ統制を打破

 9月11日、8人で緊急署名街頭行動をスタートさせました。「沖縄を憲法を安倍の暴走から守ろう!」というチラシや高江ヘリパッド建設強行のパネルを準備し、署名数は32筆でした。

 高江のことはほとんど知らない市民が多く、「知らなかった。そうなんですか」と署名してくださいました。安倍政権のマスコミ統制、本土と沖縄を分断し孤立させようとしていることを署名活動を通じて実感。街頭署名は、このマスコミ統制を打ち破る取り組みだと確信しました。

 9月28日には「止めよう改憲!沖縄新基地建設反対、高江ヘリパッド建設強行に反対する滋賀のつどい」を開催します。緊急署名の意義を確認し、3千筆を目標に取り組みを進めたいと思います。

(ZENKO滋賀・岩崎晴彦)


大阪 多くの会話と共に101筆

 9月10日、京橋駅前の行動は参加者11人。この日は他団体の取り組みと重なりましたが、声を張り上げて頑張り、計101筆集まりました。

 署名すると寄ってきた女子中学生は「沖縄のこと知ってる、知ってる」と頼もしい限り。「高江の年寄にひどいことするテレビ映像を親子で見た」と話す人、保育士3人で組合から辺野古に行くと言う人も。「基地はなくなってほしいけどそこで働く人の仕事がなくなるので署名できない」と悩んで返事する若者、改憲されたら時代が逆行し大変との訴えで協力した若者など、多くの会話ができました。

 署名を集める「集め隊」登録もあり、友人から集めると数枚持っていく若者もいました。まだスタート。こんな風に声掛けたなど交流しながら頑張っていきましょう!

(ZENKO大阪・森厚子)

広島 恒例の繁華街でスタート

 ZENKO広島では8月21日、先行的に新署名に取り組みました。恒例の市内中区本通り交差点角。夏休み中の家族連れや若者でごった返す歩道に横断幕を掲げ、改憲と新基地建設に反対する署名への協力をマイクで訴えました。

 この日参加したのは4人。1時間半ほどで58筆が集まりました。35度近くの猛暑の中、すぐ汗だくになりましたが、署名をしてくれた人から麦茶の差し入れがあるなど、反応は上々でした。

 改憲の中身を丁寧に説明し、沖縄・高江で起きている暴力的な工事強行の様子を伝え、当面広島の目標千筆を集めたいと思います。次回は9月18日に予定しています。

(ZENKO広島・日南田成志)

改憲、沖縄新基地建設強行、生活破壊ストップ! 憲法を生かし平和で個人の尊厳が輝く社会をつくろう

10・2MDS集会
民主主義的社会主義運動

東京 10月2日(日)14:00開場 14:30〜
 在日本韓国YMCAアジア青少年センター 国際ホール(JR水道橋駅下車)

大阪 10月2日(日)18:15開場 18:30〜
 エルおおさか南ホール (京阪・地下鉄天満橋駅下車)
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