2016年11月04日発行 1451号

【機動隊差別発言と府知事容認に抗議 市民の怒りが署名に集中】

 沖縄・高江で差別発言をした大阪府警機動隊と、発言を容認する松井大阪府知事への怒りの声が地元大阪で高まっている。

 10月21日、平和と民主主義をめざす全国交歓会(ZENKO)と平和と民主主義をともにつくる会・大阪の山川よしやす代表、憲法をいかそう茨木市民の会の山本よし子代表らが大阪府庁と大阪府警本部を訪れて抗議。知事には発言の撤回と沖縄県民への謝罪を、府警には謝罪と派遣の中止を求めた。

 10月22日は沖縄・改憲阻止緊急署名に取り組むZENKOの関西一斉行動日。

 署名に協力する市民は「公務員がなんであんな発言するのか。許されない」「松井の発言は市民として恥ずかしい」など暴言への怒りをあらわにした。沖縄出身者が多く住む大正区役所前では「維新に入っていたが、これを機会にやめる」と語る女性も現れた。

 「ネットで見た」「テレビで高江のことを初めて知った」という市民も多く、「高江から伊佐さんが来る団結まつりをぜひ賛同したい」「維新とその親分の安倍も早くやめてほしい」の声も聞かれた。

 一斉行動で署名は900筆以上も集まり、関西の累計は1万筆を大きく超えた。街頭で市民の怒りを束ねて、10・30団結まつりの成功と沖縄連帯、安倍打倒へのうねりを作り出すときだ。



 10月19日、大阪では自民党府連前で抗議と署名行動。「南スーダン派兵するな」「沖縄高江ヘリパッド建設やめろ」とともに、高江での府警機動隊員の差別発言を糾弾した。「警察官として恥かしくないのか」との追及に近くで監視≠キる公安担当もひるんだ。「暴言は許せない。全国の警察官を直ちに撤収させろ」とコールを上げた。

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