2016年11月11日発行 1452号

【沖縄・改憲阻止緊急署名広がる】

神奈川 やんばるの写真から高江・改憲へ/パネルを背に会話進み83筆

 「命どぅ宝団結まつり」と結んで広がった沖縄・改憲阻止緊急署名。ZENKOかながわは10月29日現在、1112筆を集約している。

 鶴見駅を中心に、月1回桜木町駅前広場で市民の共同行動として、また平日も藤沢市辻堂で、と主にこの3か所で署名活動に取り組んできた。どうやったら足を止めてもらえるか、と工夫をこらしている。

 作ったパネルをどう並べるか。高江のリアルな状況も知ってほしいが、まずはやんばるの自然のすばらしさが伝わる写真から入って、高江・辺野古・改憲問題とつなげる。

 雰囲気づくりも大切だ。沖縄の音楽を「月桃の花」歌舞団のメンバーに来てもらって生で、あるいはCDで流し、雰囲気づくりに努めている。

 団結まつりに向けては、高江現地で闘う儀保さんが来られるのでカンパの意味も込めてチケットを購入してほしいと呼びかけ、100枚以上を販売。まつり当日も儀保さんを囲む交流のひろばを持ち、50人を超える参加を得た。

 10月29日、鶴見駅東西通路での署名活動には9人が参加。高校生が「おばあさんが沖縄。戦争の話をしてくれたから署名します」、小さい子を連れた若い母親が「名護におばあが住んでいて、基地のことはすごく気になっている」、自分から歩み寄ってきた人が「沖縄のことはみんな反対してるんですね」、また上海出身の中国人一家も家族で、と83筆の署名が集まった。


京都 高校生とも話し協力得る/私も高江連帯ツアーに行く

 沖縄・改憲阻止署名を京都で取り組んでいます。繁華街・四条河原町は人通りは多いのですが、声をかけても素通りの人が多く、くじけそうになったりします。そんな時は一緒に取り組む仲間の姿を見て励まされています。何より、辺野古で高江で、10年、20年と闘い続けているおじい、おばあをはじめ、沖縄の人びとには本当に頭が下がります。その思いに少しでも近づきたいと署名を集めています。

 ちょっとでも目を引くようにと、横断幕を作ったり、「沖縄・高江ヘリパッド建設 抗議の声は抑え込めぬ」(9/4赤旗)「沖縄を差別 批判噴出」(10/21朝日)という見出しの新聞記事をパネルにして置いたりしています。

 うれしかったのは、女子高校生の2人連れと目が合い声をかけると、最初は「わからへん」と言われたけれど、話すと署名してくれたことです。18歳で今年初めて選挙に行った、学校で憲法のことも話している、と話してくれました。

 最近は「安倍はやめてもらいたい」「大阪の機動隊員の発言はひどい」と言って署名する人もいます。

 全交京都ミーティングで沖縄の情勢を確認し、DVD『高江―森が泣いている』を見て話題にしています。私自身、映像を見たこともきっかけで、高江連帯ツアーに参加します。なかなか対話にはなりませんが、あきらめず署名を継続したいと思います。

  (全交京都・石田隆子)
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