2016年11月18日発行 1453号

【街頭の出会いで感動も まつり当日に1千筆突破】

 兵庫では、署名をし始めた9月、警察官と通行人から「届けも出さずにテーブルや横断幕を掲示するな」などの妨害が2度あった。無用なトラブルを避けるために一時自粛したが、めげていてはいけない。憲法21条に保障された表現の自由を文字通り生かして、署名数は何としても目標にこだわりたかった。

 阪神間の市民団体の講演会や集会、市民祭りのイベント、市の主催する生涯学習講座など、人の集まるところには必ず足を運んで署名を集めた。団結まつりの案内やチケット販売も、沖縄東村(ひがしそん)村議・伊佐さんの顔写真を拡大し、「高江から来る伊佐さんに支援のカンパを手渡したい」と大書して署名版に貼り付け、一緒に訴えた。チケットは街頭で19枚、『戦場(いくさば)ぬ止(とぅどぅ)み』上映会場で7枚など協力を得た。

 病気でなかなか署名行動に出てこれなかったNさんは、久しぶりに2日連続で参加し、「シルバーカーを押して歩行されていた高齢の女性が震える手で署名されてから、突然、カンパだよと150円財布から出して下さったときは感動した。署名に出てこなければこんな感動もないよね」と。

 ZENKO兵庫の署名数は団結まつりの日に1千筆を突破した。

(ZENKO兵庫・三橋英子)
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