2017年04月21日 1474号

【沖縄上映 滋賀4か所で開催】

 2〜3月にかけて滋賀県各地で、辺野古新基地建設やヘリパッドに反対して連帯を地域から広げようと沖縄連続上映会が取り組まれた。報告を寄せてもらった。

諦めず闘う姿伝え/沖縄連帯広げる確信を手に

 2月26日、3月5日に、滋賀県大津市の北部と中部地域で『高江―森が泣いている2』を上映。3月4日には南部地域でも『ドキュメント・沖縄戦』の連続上映会をZENKO滋賀として取り組みました。子ども連れの若いお母さんの参加もあり延べ33名の参加で成功しました。

 連続上映会の目的は、沖縄新基地建設を強行し続ける安倍政権に対して諦めずに闘う沖縄の人たちの姿を見てもらうことです。そして、ZENKOが取り組むオスプレイ・改憲阻止緊急署名を訴え「沖縄連帯」を地域から作り出していくことです。

 北部の上映会では、緊急署名を集めてくれた仲間が参加し、「共謀罪署名も集める」という発言がありました。中部上映会でも参加した女性から「署名を集めます。この封筒で送付すればいいんですね」と署名協力の申し出がありました。「独自の署名を集めています。皇子山駅で18筆集めた」「高江に昨年3回行った」など、参加者間で運動の交流ができました。

 地域で「沖縄連帯」を広げていくことができる確信を手にした連続上映会でした。

 また、3月20日豊郷町での上映会も平和と民主主義を求める様々な運動の蓄積を生かした奮闘で成功しました。

 運動の弱体化・分断を図る安倍政権に対して「沖縄連帯」を貫きたいと思います。

(ZENKO滋賀・岩崎晴彦)

お寺の本堂使い高江上映会/一人でも多く正しい情報を

 3月20日、謝名元慶福監督『いのちの森 高江』の上映会を、夫が住職を務める寺の本堂で開いた。1月末に沖縄参加団の一員として、沖縄を訪れたことがきっかけだった。生の沖縄に触れ、多くを学び、沖縄が抱える問題の重さを知っていくうちに、他の人に伝えたい思いが募っていったからだ。

 参加者は19名。映画は、沖縄戦の体験、基地闘争の歴史、そして高江・辺野古の今。映像を通して、安倍政権の問題点が明確に伝わってきた。沖縄の人達は、子孫に大事な遺産である森を残したい、私達人間の命を支えているのはこの森なんだ、と純粋な思いで高江の森を守ろうとされていた。沖縄の人達に耳を傾けようともせず、ただ、アメリカの言いなりになって、自然も、人の心も踏みにじっていく。

 参加者は、映像にくぎ付けになっていた。沖縄参加団の峯本さんの写真による現地報告もあり、皆、熱心に耳を傾けていた。

 今は、一般の人には、本当の情報が伝わりにくくなっている。これからも、このような形で、誰もが気楽に参加できる場を設け、一人でも多くの人に、正しい情報を伝えていきたいと思っている。

(滋賀・豊郷町 内藤寿美子)

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