2017年08月04日 1488号

【ぶっ飛ばせ!!「共謀罪」講演集会/権力の監視に対抗し大いに発信を/あかんやろ!共謀罪オール大阪】

 「共謀罪あかんやろ!オール大阪」は7月24日、「あきらめない闘いの決意の場」(主催者あいさつ)として講演集会を開き、会場満席100人以上の市民が参加した。

 講演はインターネットの検閲や政府などによる監視システム問題に取り組んでいる経済学者小倉利丸(おぐらとしまる)さん。小倉さんは、「テロ対策に名を借りた共謀罪」という言い方に「テロ対策」なら受け入れていいのかと問う。「テロリスト=悪という図式は政府や権力者の図式だ。政府は私たちを『テロリスト』とレッテルを貼り弾圧する。メディアも『世間』もそう見る。テロとは何か、犯罪者=悪でいいのか、が運動の中で問われていない」と指摘する。

 今後の闘い方で「プライバシー防衛のための自衛対策、ネットコミュニケーションの匿名性を確保できる技術を駆使する必要がある」と述べ、「共謀罪反対運動は、近代刑法そのものを根底から問う視点を獲得する運動になる必要がある」と結んだ。

 オール大阪は今後、8月、9月、10月の11日(法施行の日)に梅田で共謀罪廃止の宣伝行動を行う。共謀罪廃止統一署名も呼びかけられた(第1次集約8月末、第2次集約9月末)。

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