2017年08月11日 1489号

【海外ゲストの発言要旨/ 韓国 軍縮平和日韓共同行動 ユ・ミヒ/東アジア民衆の連帯で反核平和を】

 キャンドル革命で政権交代した韓国。2017年は重要な年だ。政治の民主化とともに、非正規撤廃、財閥の不正の追及など経済的民主主義を成し遂げなければならない。

 また、韓国は東アジアと世界の平和を脅かす二つの問題に直面している。一つはサード(高高度ミサイル防衛システム)配備問題だ。星州(ソンジュ)では昨年7月から毎日住民がキャンドル集会を開いている。最初は電磁波の問題で反対運動が始まったが、住民は国際情勢を学びサードが東アジアの平和のために必ず撤回されねばならないと確信している。さらなる配備を許さないと住民が道路を塞ぎ警察と対峙する緊迫した状況が続く。

 もう一つは原発だ。原発密集地域の慶州(キョンジュ)で昨年起きた地震は韓国の原発が決して安全ではないことを確信させ、反原発運動は強くなっている。新政権は老朽原発の廃炉を決定したが、新規建設にはまだ曖昧だ。東アジアの民衆連帯で、核のない平和をつくろう。

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