2017年10月06日 1496号

【今治現地で集会・デモ 加計隠し解散は許さない 幕引きさせない、安倍たおせ 森友学園問題を考える会も参加】

 愛媛県今治(いまばり)市内で9月23日夜、今治加計(かけ)獣医学部問題を考える会による「今後どうする?加計獣医学部―市民対話集会」が開催された。大阪の森友学園問題を考える会からも木村真豊中市議他4名が、市民対話集会とともに事前の獣医学部建設現場前集会、昼デモに合流した。

 地元市民はもとより、四国各県、岡山、山口、大阪、名古屋、東京などのべ300人が参加。共同主催者の田中正道さん(森友・加計告発プロジェクト共同代表)は、20人の仲間と共にマイクロバスで東京から。ジャーナリストの浅野健一さんや加計学園の本拠地・岡山からは姫井由美子さん(自由党岡山県連代表)も。昼デモ、集会には山本太郎参院議員(自由党)も急きょ駆け付け、「ここがかけ解散の原因≠フ今治。だから来た。アベの追い込まれ解散だ!」と熱くアピールした。

30年ぶりの住民デモ

 突然の衆院解散・総選挙というタイミングでもあり、「もり・かけ隠し解散を許さない!」「もり・かけ問題幕引きさせない!」「アベさんやめるの今でしょ、今!」の声が市街地に響いた。今治市内の住民デモは30年ぶりだ。

 加計学園は、10月末に設置審の認可判断が行われるが、総工費の半分、96億円もの巨額の税金支払いを巡る「建築費水増し疑惑」、「バイオハザード(生物災害)リスク」といった問題は全く解明されていない。森友問題についても「近畿財務局の新たな音声データも出てきてこれで王手、と思っていたら、冒頭解散。ふざけんな」(木村市議)。

 今治市民を中心に、モリ・カケ問題を終わらせない共通の思いを持つ市民が全国から集まった画期的なデモ、集会となった。

(大阪・豊中市 山田敏正)



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