2017年10月13日 1497号

【アベ政権の改憲に市議会で反対表明させる! 市民の会が署名活動開始 大阪・寝屋川】

 何がなんでも「改憲」すると言うアベ政権の暴走に対して、私たち大阪・寝屋川市民は主権者として【改憲ノー!】を突き付けるべく、署名活動を展開しています。

 2000筆を集める意気込みで、駅前などで署名を集めています。できるだけ多くの市民の意思を募って、12月に開かれる市議会で「平和憲法を守る」決議を採択させるために。自公政権が国会で無謀な企てをしようとも、地域で暮らす市民は「9条改憲」に反対だという意思表示をハッキリと示すために。

 私たちの訴えに賛同してくれる市民は多く、誰もがアベ政権の好戦性に危機感を抱いているのが実感として分かります。この署名を集め始めて約1か月になるけれど、署名協力者の人数は以前よりも多くて、高校生からの署名も得ています。

 いま取り組んでいる活動は、単に署名を集めて市議会へ提出するだけではなく、提出の前後にミニ集会を開いたり、デモを予定しています。改憲に反対する市民の要望を市議会で採択させる、地域からの改憲阻止の闘いです。

 この発想は、隣接の枚方(ひらかた)市の市民団体から学んだ“ワン・デイ・アクション”という活動スタイルで、署名集めを運動の形へと展開できそうです。この方式を採用することで疎遠な市議会を市民の手に取り戻し、市民の要望を市議会として表明させる―まさに市民自治の在り方であり、私たちが志向する“市民力”を育てることに通じると考えています。何がなんでも「改憲」と策を練るアベ政権を、地域の市民運動でもって阻止してゆく。それが今秋の寝屋川での闘いです。

韓国の市民運動に学ぶ

 この活動を励ましてくれる企画として、9月24日に韓国の市民運動家キム・ヒョンテさんを招いて講演会を催しました。昨年の冬、韓国での「ロウソク集会」がパク・クネ政権を退陣に追い込んだけれど、その市民運動に学び、また市民交流の場を持つことを意図しての集まりでした。韓国は1987年の民主化大闘争の時から市民運動が盛んになり、また同時期に創刊された『ハンギョレ新聞』(市民のカンパで設立)が今回も威力を発揮して、適切な報道が市民をバックアップしたそうです。

 パク・クネとチェ・スンシルの癒着は、アベ政権と森友/加計学園の関係と酷似していて、韓国の市民がパク政権を罷免させることができたのだから、我々もアベ政権を退陣に追い込むことができるはず、と意を強くする講演になりました。改憲阻止と「アベ ヤメロ」をセットにして、寝屋川は年末まで署名集めを続けます。

(寝屋川 平和と市民自治の会・大同敏博)

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