2017年10月13日 1497号

【自公・維新に勝つ/事務所開きに市民200人以上】

 衆院選告示目前の10月1日、大阪9区の野党・市民共闘予定候補服部良一さん(社民党・元衆院議員)が茨木市で事務所を開設した。事務所前には200人以上の市民が集まり、選挙勝利を誓い合った。

 共産党の辰巳孝太郎参議院議員は「社民党とは全国20選挙区で、候補者一本化の合意ができた。ママの会でも学者の会でも、まくら言葉は安保法制反対。市民・野党共闘は簡単にリセットできるものではない」と改憲阻止を争点に選挙勝利をと訴えた。

 服部さんは9月10〜18日、訪米中だった。朝鮮半島の平和的解決を求める書面を国連に届けていた。そんな時、解散総選挙の報を受けた。「タカ派が集まった希望の党が民進党候補を選別し、維新と選挙協力するという。ありえない。自公か希望かと言われるが、そんな大政翼賛会的な政治にしてはならない。立憲主義、格差反対、沖縄問題など、みなさんの思いは同じ。その旗を高く掲げて、2大政党≠ノ絶対負けない闘いをする」と決意を語った。

 大阪9区は大阪府の北端。茨木市の他、池田市、箕面(みのお)市、豊能(とよの)町と能勢町の6自治体にわたる。前回、自民党候補が公明党の推薦を受け9万5千票を集め議席を得た。維新も9万票以上獲得している。希望の党は維新に協力、候補者は出さないといわれる。

 この日事務所開きに駆けつけた支援者は「自公、維新候補には負けない」と、ビラを手に選挙区の地域に散った。

ホームページに戻る
Copyright Weekly MDS