2017年10月27日 1499号

【市民と野党の共闘 勝利へ全力/大阪/労働者使い捨てを批判】

 大阪9区。公示後初の土曜日、阪急茨木市駅前の街頭演説会には多くの市民、支援者が集まった。

 「いま社会が壊れている。非正規で働く人だけでなく、正規社員でも過労死を遂げる。こんな状態で、残業代ゼロ法など労働基準法を改悪する。許されないですよ」

 市民・野党統一候補の社民党服部良一さんは、倒産の危機にある会社で仲間を守るために労働組合の委員長として活動した経験や、いくつもの仕事を掛け持ちして必死で働いていた若い同僚がいたアルバイト生活時代の経験を交え、安倍政権の労働者使い捨て政策を真っ先に批判した。

 この場に、大阪3区の統一候補、共産党のわたなべ結(ゆい)候補が駆けつけた。3区は服部さんが準備を進めていた選挙区だ。共闘実現のため英断した服部さんにエールを送った。応援演説には社民党副党首福島みずほ参議院議員も。「民主主義か独裁かが問われる選挙だ」。共闘実現に奮闘した市民団体からもアピール。「民意を受けるのが『政治の受け皿』だ。服部当選に全力を」と力を込めた。

 大阪9区は、自民、維新と服部さんが競う三つどもえ。改憲派の自・維か服部かの選択であり、主張の違いは明確だが、市民の中には「維新か服部さんか迷っている」との反応が。支持要請の電話かけを行った支援者も熱を込めて政策の違いを伝えていた。



滋賀1区で支援の行動

 応援に駆け付けた福島みずほ参院議員や支援者とともに、滋賀1区の市民と野党の統一候補、小坂よし子さんが大津市内の商店街を練り歩く(10月13日)

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