2018年01月05・12日 1509号

【9条改憲の対案は現行憲法/3000万人署名で発議阻止】

 12月19日、底冷えの中、「安倍9条改憲NO!戦争あおるな!森友・加計疑惑徹底追及!」を掲げた全国市民アクション・総がかり行動実行委員会主催の国会議員会館前行動に2500人が参加した。

 社民・立憲民主・共産・沖縄の風の立憲3野党1会派の連帯アピールに続き、総がかり行動の高田健さんが主催者あいさつ。「毎月の19日行動は27回目。全国の仲間を励ますシンボル的存在になった。『憲法審査会に具体案を』と安倍首相は促したが、対案は現行憲法だ。『国民投票で勝てばいい』ではだめ。改憲発議の阻止なくして次はない。3000万署名を絶対やり抜こう」と力強く呼びかけた。

 地域で活動する市民がマイクを握る。許さない!戦争法オール板橋行動からは「9条3項明記で自衛隊に公共性を付与し、“天下の自衛隊”になる。軍事費は青天井、医療・土木など国民動員を迫られる。成人式にも正装して宣伝に行く」。若者に分かる言葉で安倍政権のウソに切り込む必要性が強調された。戦争させない!八王子市民集会実行委員会の女性は「外出する時はショッピングカートと背中に戦争反対とアベ政治を許さないプラカードを掲げ、一人デモ。電車の中で声をかけられ、デモ友になる。駅など人が多い所ではパネルを高く掲げる。店員さんにも話しかける。10歳の子どもにも分かる簡単なチラシと署名用紙を渡し、呼びかけている」と元気いっぱい。

 日本体育大学で憲法を教える清水雅彦さんは「核兵器禁止条約の国連採択、ICANのノーベル平和賞受賞など今年は悪いことばかりではない。昨年国連採択の『平和への権利宣言』はイラク戦争後にスペインのNGOが提唱し実を結んだ。世界は着実に平和への流れ。逆行する安倍政権に未来はない」と指摘した。

 最後に、(1)年末・年始3000万署名を携え集める(2)1月7日新春のつどい(14時〜王子・北とぴあ)(3)1月19日行動(18時半〜衆院第2議員会館前)(4)通常国会開会日行動(決定次第)(5)5月3日憲法集会(有明防災公園)を3000万人署名を集めきって成功させる、などの行動が提起された。




大阪の19行動は、大阪総がかり行動実行委員会の呼びかけで、JR京橋駅前などで多くの市民や団体が3000万署名と宣伝行動に取り組んだ。
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