2019年06月28日 1581号

【沖縄とむすぶ民意 「本土」からも示そう/仲村みお予定候補がビデオメッセージ】

 6月17日、都内で「『本土』からも民意が示せる!沖縄とむすぶ6・17集会」が開かれ、199人が参加した(主催―同実行委員会、共催―福島みずほ東京中部応援団・福島みずほ下町応援団)。

 全国遊説中の仲村みお参院選予定候補がビデオメッセージを寄せ、「必ず辺野古を止める。それが全国の仲間の声と重なって必ず安倍政権を倒す。民主主義の破壊を許さない」「ツケ回しの辺野古新基地建設ありきのやりようでは到底普天間の問題の解決にはならない」と決意を届けた。

 仲村さんを応援する人たちがマイクをとる。

 「辺野古」県民投票の会代表の元山仁士郎さんは「先ほどまで三鷹市議会にいた。県民投票の結果を尊重し、国は県と協議を、と求める請願が総務委員会で、公明党も賛成し採択された」とホットな報告。「県民投票のきっかけはおととし、仲村みおさんら沖縄県会議員が成蹊大学の武田真一郎先生(行政法)の研究室を訪れて相談したこと。武田先生から私に話が来て、動き出した」と振り返り、「全国46都道府県知事へのアンケートで『県民投票結果を尊重すべき』と答えたのは岩手、静岡のみ。沖縄のことを全国で考える風潮が高まっていないせいだ。香港の状況と似ている。香港=沖縄、中国=日本と言わざるを得ない。なぜ沖縄に自分が思いを寄せているのかを語ってほしい。小金井市や小平市で可決されたような意見書の採択を議員に働きかけてほしい」と訴えた。

 福島みずほ参院議員は「沖縄が頑張っているように日本の全国あらゆるところで頑張ることができたら、社会は変わる。2010年5月28日、辺野古新基地建設の閣議決定に署名を拒否し罷免されたが、1ミリも後悔していない」ときっぱり。山城博治・沖縄平和運動センター議長は「工事が遅々として進まないことに焦った政府は新たにK8護岸を土砂陸揚げ桟橋として使い始めた。岩屋防衛大臣は『埋め立て承認願書には、どこで土砂を揚げるか書いていないから、やっていい』とすさまじい発言をした。設計概要説明書に、護岸ではなく中仕切り岸壁で陸揚げと明記されている」と糾弾した。

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