2019年07月12日 1583号

【地方選現職の再選へ 大阪】

 大阪では、佐藤和義委員長が基調講演を行った。

 政治や社会を変えることができる展望を示そうと、MDSのメンバーは、4月の地方選や6月には沖縄・韓国の反基地活動家を招いたZENKO主催のスピーキングツアー成功に向け奮闘してきた。その活動の一端が報告された。

 今回、初めて集会を持った京都は108人の参加者があった。想定を超える人数だった。毎週、辺野古新基地反対で署名行動。署名した人には集会参加を呼びかけた。さまざまな集会に出かけ、共闘の幅を広げた。京都北部・経ヶ岬の米軍Xバンドレーダーに反対する運動や弾圧を受けている連帯労組関西生コン支部支援の場では、ゼッケンを付けアピール。地道な活動がスタッフも増やし、実を結んだ。

 MDS大阪のメンバーは、ZENKOin東京の「DSA(アメリカ民主主義的社会主義者)から学ぼう」交流のひろばを紹介。市議選へ地域を一軒一軒訪ね、切実な思いと向き合ってきた経験と重ねて、地域に政策と運動をどう広げてきたのか、と期待を寄せる。

 地方選挙は続く。7月京都府向日(むこう)市議会、9月には大阪府交野(かたの)市議会。MDSの現職議員が再選をめざす。

 向日市議杉谷伸夫さんは、「憲法を生かし福祉のまちに」ののぼり旗とともにステージに。向日市では大規模開発の一方、保育園の民営化がすすむ。「子ども医療費の補助金流用が発覚、許されない。だから憲法を掲げ選挙選を闘う」。沖縄新基地建設強行に抗議する意見書を出させた実績を踏まえ「これからも全国に発信していく」と力強い。

 交野市議松村ひろ子さんも「財政難だと言いながら、開発事業に30億円も投資する。人を育てるところにこそ投資が必要」と訴えた。松村さんは市の正職員削減、非正規の増が子どもや市民とのつながる部署で顕著だと指摘した。自身の議員活動とともに参院予定候補の大椿ゆうこさんに触れた。松村さんがボランティアで聴覚障害者にかかわっていたとき、取りまとめ役が大椿さんだった。「労働者の1議席をとる」と決意する大椿さんをMDSは全力で応援する。

 MDSは、参院選関西各選挙区で滋賀・かだ由紀子(野党統一)、京都・倉林明子(共産党)、大阪・たつみコータロー(共産党)、兵庫・金田峰生(共産党)の勝利をめざすと決意が表明された。



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