2019年07月12日 1583号

【2019ZENKOin東京/今問われる平和と民主主義/成功が変革への一歩】

 第49回平和と民主主義をめざす全国交歓会「2019ZENKOin東京」(7月27〜28日、東京)まで4週間。全国実行委員会が6月29日、東京、神奈川、大阪、沖縄を結び、行われた。

 ZENKOin東京は平和と民主主義にとって緊迫した情勢のもとで開催される。一つはイラン情勢だ。トランプ米大統領のイラン挑発に緊張が高まっている。この状況に、ZENKOに来日するDSA(アメリカ民主主義的社会主義者)やイラン、イラクの社会主義勢力、世界の反戦団体の呼びかけに応え、「軍事行動するな」と要求していこう、との提案がされた。

 国内でも沖縄新基地建設が法を無視し、人権を蹂躙し続行されている。ZENKOは前日(7/26)に防衛省交渉を行う。追及すべき課題が新たに増えた。防衛省は埋め立て土砂(岩ズリ)の価格を異常高値に誘導した。協力企業に便宜を図った疑惑が浮かんでいる。民間警備会社の社員が市民の行動を不当に妨害・排除している。ZENKOに参加する上間芳子さん(沖縄平和市民連絡会)とともに追及する構えだ。

 ZENKOへの期待は高まっている。「月桃の花」歌舞団のメンバーから、ミュージカル『ガマ人間あらわる』の公演をきっかけに出会った人びとがZENKOに参加すると報告があった。歌舞団は、昨年5月福島県、6月岡山県など全国で公演を行っている。文化活動が平和と民主主義を広げている好例だ。

 年金問題に象徴されるように生活破壊者安倍政権に対する怒りは高まっている。参院選立憲野党の勝利で、打倒できる情勢だ。「7月4日から始まる選挙にみんなで勝って、ZENKOへ行こう」と呼びかけられた。

 平和と民主主義をめざして闘うすべての市民が集う場として成功が期待される。

 
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