2019年07月26日 1585号

【福島県が避難者追い出しへ「2倍家賃」請求 ひだんれんらは居住保障求め直ちに抗議】

 福島県は7月8日付で、県外に避難して国家公務員宿舎に住む東京・埼玉・神奈川など5都府県63世帯の区域外避難者に対し、継続契約を拒否した上で3月までの使用料の2倍となる損害賠償金を請求した。

 ひだんれん(原発事故被害者団体連絡会)と「避難の権利」を求める全国避難者の会は7月12日、数日で集めた約1万4千人分のネット署名と当事者の声を携えて福島県に抗議行動。2倍請求の撤回と新たな住居を確保するまでの居住保障を求めて、福島駅前ではスタンディングアピールに取り組んだ。

 両団体は今月中に、国家公務員宿舎の家主にあたる財務省、避難者支援の責任部署である復興庁に、責任をもって解決に当たるよう要請する方針だ。

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