2019年09月06日 1590号

【「行列ができてもいい取り組み」 日韓平和市民共同宣言への賛同広げる 大阪市】

 東アジアの平和をつくる日韓平和市民共同行動が8月18、大阪市内で取り組まれた。8月14日に韓国・釜山で行われた共同行動で使われた大バナーを掲げ、「日韓平和市民共同宣言」への賛同署名を24人のメンバーが集めた。鮮やかなバナーが目を引いた。

 この日の行動を呼びかけた「平和と民主主義をともにつくる会・大阪」代表の山川よしやすさんは「朝鮮戦争の休戦協定が結ばれた1953年。日本の植民地支配の境界線で分断に至らせ、それが今も続いていることを決して忘れてはなりません」と朝鮮分断の責任が日本の植民地支配にもあることを訴えた。

 韓国大法院(最高裁)の元徴用工判決に端を発する報復、韓国敵視の世論づくりが進んでいる。山川さんは「私たち市民は、そのような施策を望んでいません。共同宣言は、日韓の民衆が連帯して平和を創り出そうと訴える対案です。ぜひ協力してください」と道行く人にアピールした。

 「平和と民主主義をともにつくる会・大阪」の会報(山川通信)で取り組みを知り、駆けつけた人は「本当ならば署名に列ができるべき取り組みだ」と大歓迎。参加したメンバーは、今後もさらに広げていける確信を得た。

 会では、山川通信の読者宅を訪問して宣言への賛同署名を要請する活動も行った。城東区の訪問だけで28筆の協力が得られている。

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