2021年07月16日 1682号

【8月横浜市長選へ カジノ断固反対 市民の声が山中統一候補実現】

 8月8日告示、22日投開票で横浜市長選挙が行われます。この選挙は、林文子現市長が公約を破って推進してきたカジノ付きIR(統合型リゾート)の横浜市への誘致に市民の審判を下す重要な選挙となります。横浜市は菅義偉首相の選挙区(神奈川2区)であり、総選挙を控え、絶対に負けられない選挙です。

 紆余曲折がありつつも6月29日、ようやくカジノ反対の市民と野党の統一候補として、山中竹春前横浜市立大学教授が確定しました。この決定を前に25日開かれた集会では「カジノ断固反対、即時撤回。依存症でも、経済面でも横浜市のデータはでたらめ。カジノではなくコロナ対策充実。データに正直な誠実な市政をつくります」との力強いスピーチに市民の拍手喝采。

 自民党からは、現職の小此木八郎国家公安委員長が閣僚を辞職し、「横浜へのIRは取りやめ。IR自体は賛成だが、横浜では信頼が得られず、環境が整っていない」と横浜市長選への立候補を表明しました。IR推進を明言する林市長は態度を明確にしていませんが、自民党横浜市連は意見がまとまらず現状では自主投票になるとの報道も。

 小此木氏は、菅首相の側近中の側近としてIR基本法・同整備法を推進してきた張本人で、カジノ管理委員会担当閣僚でもある。自民党の有力候補が「カジノ推進」を掲げられず、当選のためには「カジノ反対」を言わざるを得ないのです。

 ここにきて、事実上、山中氏と小此木氏の一騎打ちの公算が高くなりました。山中氏勝利でカジノの息の根を止め、コロナ対策を充実し、中学校給食の実現など市民に寄り添う市政へと変えていこうと思います。

 この状況を作り出したのは、リコール署名、住民投票条例署名の二つの直接請求運動に見られる市民の粘り強いカジノ反対運動、そして、カジノ反対の統一候補を求めてきた市民と野党の共同を追求してきた取り組みです。

7・18は横浜パレード

 私たちは7月18日、「選ぼう!カジノ反対の市長を横浜パレード」と銘打って山中氏を迎え、創意あふれる駅前イベントとパレードを行います。STOPカジノ市長選共同アクションが呼びかけ、多くの市民団体とともに取り組みます。共同行動を作り出し、必ず山中氏当選を勝ち取ります。

(平和と民主主義をともにつくる会・かながわ 青島まさはる)

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