2021年10月01日 1692号

【遺骨を含む土砂を基地建設の埋め立てに使用しないよう求める意見書 全員賛成で採択 千葉・市川市議会】

 「具志堅隆松さんが、遺骨土砂を埋め立てに使わないでと、8月15日に一人で沖縄から上京しハンストを行ったというニュースに触れ、何かできないかという思いで取り組んだ」と議会への請願を呼びかけた市川市在住の山口真理子さん。

 陳情では参考配付だけで無視されて終わりなので8月25日、交流のある議員に紹介議員になってもらい、10人ほどの賛同と一緒に、審議になる請願を提出した。

 9月9日の総務委員会では、「責任もって遺骨収集すべきで、遺骨を含む土砂を埋め立てに使うなんて。本土の人間として沖縄の声を尊重したい」と、賛成発言があった。その後、長老的存在≠フ議員から「この請願に反対する人はいないよね」というつぶやきが。なんと全員賛成となった。続く13日の市川市議会本会議では、全会派代表の形での発議となり、全員賛成で採択された。市川市議会としては画期的なことだ。

 請願書は、沖縄県議会で採択された決議案を参考にし、「基地建設の埋め立てに使用しない」を明記した。全文は市議会ホームページで見ることができる。
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