2021年10月01日 1692号

【総選挙で自公を倒し政策転換を/軍事優先でなく命とくらしを守れ ZENKOが秋季方針】

 9月19日、ZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)は各地をオンラインで結んで全国実行委員会を開き、秋の運動方針を活発に論議した。

 目前となった衆議院選挙において、新型コロナ対策を軽視した軍事優先ではなく命と生活を守る社会への政策転換を求め、市民と野党の統一候補を支援し、自公政権、維新を打ち倒すことを確認した。

 各地で共闘実現、強化へ市民が取り組みを進めており、「まだ統一候補は確定していないが、シールde投票≠ノ取り組み、市民連合の政策への市民の反応もいい。下から共闘求める声を強める」(東京3区)「市民と野党の共闘候補、池内さおりさんを市民選対で支える」(東京12区)「私たちが加わっている市民連合からも声を上げ、大椿ゆう子さんを統一候補に押しあげたい」(大阪9区)「全交メンバーのいる広島2・3区にも市民連合があり、統一候補実現をめざしている」(広島)「市民連合と野党の政策合意を受け、オール沖縄4人が記者会見。弾みがついた」(沖縄)など発言が続いた。

 DSA(アメリカ民主主義的社会主義者)とともに辺野古新基地建設を止めるための「ZHAP(ZENKO辺野古プロジェクト)」は、DSA内の会議でも運動を広げる討議が重ねられている。また、署名は街頭での積み重ねとともに、市民団体「集まれ辺野古」メンバーや全日建連帯労組関西生コン支部などから多数寄せられたとの報告があった。

コロナ新緊急署名を提起

 沖縄戦遺骨収集ボランティア具志堅隆松(ぐしけんたかまつ)さんの呼びかけに応えた遺骨土砂を埋め立てに使わせない自治体意見書運動も広がっている。千葉県市川市議会で可決されたことが紹介され、大阪府枚方(ひらかた)市では384筆の陳情署名を提出して可決を迫っている。具志堅さんは10月24日東京の団結まつりに沖縄からオンラインで、31日大阪の団結まつりに参加する。

 ZENKOは、新たに「生存権を保障せよ!自宅療養(放置)で殺すな!コロナ対策最優先を求める緊急署名」に取り組むことを決定。11月12日の中央要請行動に集約するとともに、自治体要請行動を強め、繰り返し検査拡大、医療体制整備を迫る。

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 翌20日には「自公・維新を倒そう!命と生活を守れ!」御堂筋デモが取り組まれた。
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