2008年11月07日発行 1058号

【2万6千筆を提出 松下争議で最高裁へ第一次分】

 ワン デイアクションの一環として、午後、吉岡力さんの松下偽装請負争議で初の最高裁への署名提出が行われた。

 署名は、大阪高裁勝利判決の確定をめざして松下側の上告及び上告申し立ての棄却を求めるもの。個人署名2万6672筆、団体署名442団体分が最高裁の 受付カウンターに積み上げられた。

 吉岡さんが「全国のみなさんの声を伝えたく、来ました。早く解決し職場にもどりたい」と話すと、応対した職員は「裁判官に伝えます」。

 提出に先立つ集会では、吉岡さんが「最高裁は、偽装請負は許せないという多くの人の声を重く受けとめるべきだ」と訴え。弁護団の中筋利朗弁護士は「たく さんの人が署名した。この闘いは絶対に勝たなければならない」と決意を込めた。

 雇い止めや解雇と闘う当事者が何人も駆けつけ、「企業の犯罪を許さない」「高裁判決は私たち派遣で働く者の希望。上告受理はしないでほしい」とエールを 寄せた。
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