2012年12月14日発行 1260号
【若者が社会を変える 「私たちは99%」ユースフォーラム開催 反戦イラク帰還兵とともに】
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「NO NUKES! WE ARE THE 99% 社会を変えYO!
ユースフォーラム」が12月1〜2日、都内で行われた。IVAW(反戦イラク帰還兵の会)のアーロン・ヒューズとアッシュ・ウールソンを迎えた講演&交流
会などを若者でつくる実行委員会が担った。
1日目、佐藤周平実行委員長が「貧困・格差は自己責任と人々を分断し、あきらめさせることで維持されてきた1%の支配は、市民の直接行動によって崩され
つつある。この社会の方向を決めるのは、私たち99%だ」と基調を提起。IVAWの2人、とくにアーロンの講演はこの内容を深めるものとなった。
IVAWと交流会
オキュパイ運動でおなじみの「マイク・チェック」コールから始めたアーロン。「組織するとは、運動をつくるとは何かを語りたい」「第1に、情勢を認識す
ること。最大の予算をぶんどり、生活改善を願う私たちの闘いに立ちはだかっているのは、産軍複合体だ」「第2に、自分たちの運動の歴史を学ぶこと。公民権
運動はキング牧師の演説だけではない。演説会を準備した人々、台所で参加者の食事を用意した人々、地域の住民を演説会に連れ出した人々の努力を忘れてはな
らない」…
その後の交流会で講演の意味を聞かれ、「重要なのは集会に何人来たかではなく、何人のオルガナイザーを育てたか。それには、小さくとも勝利できる闘いを
すること、長期的な目標を堅持することだ。原発は必要と言う人がいたら、なぜ必要と思うか聞き、相手から学び、相手の言葉に耳を傾ける。相手を人間として
尊重し、『君は間違っている』とは言わない。そして、自分の価値観は決して譲らない」。何をめざすかについて妥協することなく、しかし相手と粘り強く対話
し納得をかちえることの重要性をアーロンは強調した。
2日目はシンポジウム(詳報次号)に続き、街に出てアピール。経団連と三井住友銀行本店に対する「放射能お返しアクション」では、放射性廃棄物容器を模
した黄色い缶を並べ、黒装束のサンタクロースが引き取りを求めた。
「会社でミスすればいやというほど怒鳴られるのに、これだけの事故を起こした東電やメガバンクは何の責任もとらない」の訴えに、通りがかった車から「が
んばれ」と声援が飛んだ。
若者のデモが注目
銀座デモでは、サンタを先頭にクリスマスソングの替え歌。「クリスマスまで待てない」「大飯を今すぐ止めろ」の歌声に人々が足を止めた。
解散地点で佐藤実行委員長が誇らしげにマイクを握る。「多くの人に注目してもらえる解放感ある行動になった。デモの成功で、自分たちの若さの力が認識で
きた」
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