2016年04月08日発行 1423号

【稲嶺名護市長が講演 3・27関西集会】

 「廃止しよう!戦争法、とめよう!辺野古新基地建設」関西集会が3月27日、大阪市内で開かれ、1200人が参加した。主催は、辺野古新基地阻止、改憲阻止などを闘う団体が呼びかけた3・27集会実行委員会。幅広い市民団体・個人が賛同した。

 メインゲストの稲嶺進名護市長に加えて、沖縄からはヘリ基地反対協共同代表の安次富(あしとみ)浩さんと衆議院議員の照屋寛徳さんも連帯にかけつけた。

 安次富さんは「翁長(おなが)知事と稲嶺市長の存在が安倍政権の首元に突き刺さるトゲだ。和解で辺野古の工事は約1年間中止される。中止している間にもっと抵抗闘争を強めよう。1年後も安倍の顔を見たくない。県議選、参院選で安倍を打倒しよう」と呼びかけた。

 稲嶺市長も「戦争法は29日に施行される。安倍は何でもできると思っている。こんな怖い国はない。反対だけではいけない。戦争法は反対でなく、廃止に追い込もう。新基地も反対でなく、『造らせない』と言おう。負けない方法は勝つまであきらめないこと。沖縄と全国が思いを一つに、心を一つにしてともにがんばろう」と訴えた。

 ジャーナリストの青木理さんとの対談でも、「オール沖縄を本土でどうつくるか」との問いに「オール沖縄の源流は2010年1月の名護市長選の勝利にあった。30人の市会議員中の17人が私を支持してくれた。その半分は保守系の議員だった。政党間協定は結ばなかった。『辺野古に基地は造らせない』の一点共闘が力を発揮した。戦争法廃止、安倍政権打倒のためにも一点共闘が必要だ」と稲嶺市長は共闘を力説した。

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