2016年04月15日発行 1424号

【市民みんなの力で参院選勝利へ 選挙フェスタ神奈川のつどいに600人 「野党は共闘」「市民も共闘」「みんなで勝とう」】

 参院選を市民みんなの力で闘おうと発足した「市民連合横浜☆ミナカナ(みんなで選挙かながわ)」などが4月3日、横浜市内で「選挙フェスタ!神奈川のつどい」を開き、約600人が参加した。

 市民連合横浜は「安保関連法の廃止」「立憲主義の回復」「個人の自由と尊厳を擁護する政治の実現」を目標に、これらを実現できる候補者を次の国政選挙で一人でも多く当選させ、改憲勢力の拡大を阻止することをめざす。つどいには、民進党代表代行の江田憲司衆院議員(神奈川8区)や共産党の畑野君枝衆院議員(比例・南関東)をはじめ野党各党の県内立候補予定者がかけつけた。

 学者の会呼びかけ人の大沢真理東大教授は「たとえ安保や憲法の問題がなくても、安倍政治をこれ以上許すわけにはいかない。すでに国民の生活はずたずたに破壊されている」と鉱工業生産や家計消費支出、実質賃金、非正規雇用比率、貧困率の推移を示し、「アベノミクスはアベコベノミクス。日本は主要国の中で、政府の所得再分配により貧困でなかった人が貧困に陥る唯一の国、やらずぶったくり国家≠セ」と断罪した。

 「避難の唯一のきずなである住宅提供が打ち切られ、避難者は暴力的としか言いようのない仕打ちを受けている」と訴えるのは福島原発かながわ訴訟原告団の村田弘(ひろむ)団長。「安倍政権は汚染水や子どもの甲状腺がんに目をつぶり、被害者をなきものにする政策を進めている。安倍政権にストップをかけなければ私たち自身が生きていけない」

 俳優の石田純一さんは「100% Go Vote」のプラカードを携え、全有権者の2割以下の得票で議席の過半数を占めさせてはならないとアピール。「憲法9条にノーベル平和賞を」実行委員会の女性は「2000万署名を広げるためにポケットティッシュを作った。街頭で配ってください」と呼びかけた。

 フィナーレでは、「野党は共闘」「市民も共闘」「神奈川団結」「みんなで勝とう」の大コールが鳴り響いた。

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