2016年04月29日発行 1426号

【参院選 MDSが福島みずほさんを推薦 「政治を市民に取り戻す」―安倍が最も嫌がる政治家】

 MDS(民主主義的社会主義運動)は7月の参院選で、比例代表候補として4選をめざす福島みずほさん(社民党副党首)を推薦することを決めた。4月14日、参院議員会館内でMDS佐藤和義委員長が福島議員に推薦決定を伝え、がっちり握手を交わした。

 福島みずほさんは弁護士として夫婦別姓や「慰安婦」裁判などに取り組み、98年に参院初当選。09年発足した鳩山内閣に男女共同参画・少子化担当大臣として入閣したが、10年5月、辺野古新基地建設の閣議了解書類への署名を拒否し、大臣を罷免された。ZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)の国会行動・政府交渉に際しては、議員会館内会議室の確保や政府側担当者への出席要請など惜しみない協力を提供している。

 参院選の重点政策は、(1)いのちを大切にする社会(戦争法の廃止など)(2)民主主義と人権を大切にする社会(自民改憲案の発議阻止、辺野古基地阻止など)(3)原発も核もない持続可能社会(4)格差と貧困のない社会(若者の学びの保障、TPP阻止など)−の4つ。「日本を戦争へと導く行為を決して許さない。政治を市民に取り戻し、一人ひとりが人間らしく暮らせる社会を一緒につくりましょう」と呼びかける。

 参院比例区の獲得議席は政党名の得票と候補者名の得票の合計によるが、当選者は政党内で得票数の多い順に決まる。つまり、応援する候補者名を書くことがその候補の当選につながる。10年参院選比例区の社民党の得票は224万票余(当選2人、福島さんの候補者名得票は38万票余でトップ)だったが、13年は125万票余(当選1人)にとどまった。福島さんは「今回はとても厳しい選挙。ぜひみなさんの力を貸してほしい」と訴えている。

ホームページに戻る
Copyright Weekly MDS