2016年06月03日発行 1430号

【戦争法廃止2000万署名 1200万筆を提出 野党と市民の結束】

 昨年11月にスタートした「戦争法の廃止を求める2000万人統一署名」。これまでに集約された1200万筆が5月19日、衆院第1議員会館で野党4党の国会議員に提出された。

 提出集会の会場正面に、署名の入った段ボールが何層にも積み上げられた。呼びかけた29団体を代表して、戦争をさせない1000人委員会の福山真劫さんがあいさつ。「立場と運動経過の違いを超え、統一して闘ってきた。スローガンは『野党は共闘』『選挙に行こう』『政治を変える』。明日を決めるのは私たち。安倍ではない」

衆院選でも共闘へ

 解釈で憲法9条を壊すな!実行委員会の高田健さんが署名の活動について「一人でもやむにやまれぬ気持ちで街頭に立ち、周辺の住宅を訪ねて集めたのが大きな特徴。市民が自らの決意をもって、自ら行動する運動スタイルが広範に生まれた。統一署名の統一≠ノ意味がある。全国の団体が同じ署名簿で、同じ期間に一斉に取り組んだことはかつてない」と報告。「6月いっぱいかけて2000万に到達したい。4野党と市民が結束して安倍政権の戦争政策に立ち向かおう」と訴えた。

 署名を受け取った野党党首からは「きょうの4党党首会談で、衆院選でもできる限り協力し、その具体化を加速すると合意した。ダブル選挙となったら、衆参そろって自公を少数に追い込もう」(志位和夫共産党委員長)などの連帯発言があった。

ホームページに戻る
Copyright Weekly MDS