2016年06月10日発行 1431号

【野党共闘で参院選勝利へ 各地で地域集会 励ます集い開催 東京選挙区は山添拓さん推薦 ZENKOが都内各地で集会開く】

 参院選で改憲反対勢力の前進をかちとろうと、ZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)は東京選挙区で共産党の山添拓予定候補を推薦することを決め、5月28〜29日都内各地で選挙勝利をめざす地域集会を開催した。

 28日、日野市内で開かれた三多摩地域のつどい。山添さん本人がかけつけ、自己紹介をかねて立候補の動機を語る。「31歳、弁護士です。最初にかかわったのが、原発事故被害者の賠償請求事件。労働争議や過労死裁判にも携わっている。その中で、日本の今の政治がいかに市民一人ひとりの権利や自由を顧みない冷たいものかを感じてきた。安保法制の強行で憲法そのものが危機に瀕している事態を何としても食い止めたい」

 東京選挙区の改選数は前回(2013年)より1増えて6。共産党は前回、吉良よし子さんが3位で当選を果たしたが、今回は自民党2人擁立の動きもあり、決して安全圏ではない。山添さんは「18歳選挙権が始まる。これまで選挙に行かなかった20代、30代の人たちが投票行動で意思を示せば、結果は大きく変わる。高い学費、奨学金という借金、就職すればブラック企業、子育ては保育園落ちた=B若い世代を大事にしない政治への怒りは強い」と話し、支援を訴えた。

 つどいでは、有権者にどうアピールするかをめぐって議論。「年金や消費税、待機児童、貧困問題を切り口にすると反応がいい」「沖縄で女性が殺された。基地全廃をきちんと言わなければ」「参院選公示までひと月足らず。電話かけなどで市民と対話し、票を読む活動に踏み出そう」など活発な意見が交わされた。

 日野市議の有賀精一さんは「『アベ政治を許さない日野市民連合』が発足し、市民の力で衆院小選挙区の野党統一候補を実現するため動き始めた。参院選に向けても『福島みずほ応援団・日野』を結成し、週1回駅頭宣伝に取り組んでいる」と報告した。

 29日には北区で「北部地域のつどい」、大田区で「南部集会」が開かれた。

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