2016年06月10日発行 1431号

【諸悪の根源の基地を撤去せよ 一坪反戦の官邸前緊急行動に400人 沖縄県民大会連帯6・19国会前行動へ】

 元米海兵隊兵士による女性殺害に首都でも強い抗議の声が巻き起こっている。

 沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックは5月25日、「諸悪の根源の基地を撤去せよ」と求めて官邸前緊急行動を開催。400人が集まった。

 「遺体発見の現場で『一緒におうちに帰ろうね』と語りかけたお父さまらの無念を思うと、胸がつぶれる」との司会者の言葉を受け、全員で1分間の黙とう。

 主催者を代表して一坪関東の青木初子さんは「事件は氷山の一角。元凶は日米地位協定に守られている米軍、沖縄を基地の島にしてきた日本政府だ」。かけつけた福島みずほ参院議員は「女性の人権と基地は両立しない。被害者は私だったかもしれない、という沖縄の女性たちの思いに応えよう」と訴えた。

 総がかり行動実行委員会の菱山南帆子さんは「女性が殺された4月28日は64年前、沖縄がアメリカに売り渡された屈辱の日=B95年の県民大会で基地の縮小・撤去が叫ばれた。女性は95年生まれ。県民の悲願が実現されていれば、殺されることはなかった。背を向け続けた日米支配階級こそ主犯。人びとを死に追いやった沖縄戦は過去のことではない。安倍政権という役回りを加え、今なお続いている」。沖縄県民大会と連動して6月19日、国会一帯で総がかり実行委と止めよう!辺野古埋立て国会包囲実行委員会の共催で集会を開くことが決まったと報告した。

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