2016年06月17日発行 1432号

【議会を変える 大阪府枚方市議・手塚たかひろ/住民運動の力でつくった「感動的集会」】

 5月26日、わたなべ結さんを励ます枚方・交野市民集会は、会場いっぱいとなる50名を超える参加で成功した。私たちが主催する集会で、初めて黒田昌子元大阪府議、広瀬ひとみ市議など共産党関係者3名の発言をいただいた。会場からの質問にわたなべさんはていねいいに答え、彼女の人柄に触れ、ぜひ勝たせたいとの思いを共有することができた。「感動的な集会」との声も届いた。憲法改悪阻止、参議院選勝利へ向けて共闘が前進した。

 全国的な共闘の広がり、美術館闘争、戦争法廃止2000万署名など地域での市民運動を全力で取り組み、共同行動につなげた成果だ。

 4月28日枚方市議会の全員協議会で、市長は「美術館の建設を前提とした寄付を受け入れることは困難であると寄付者に伝えた」ことを明らかにした。寄付者の思いは明らかになっていないが、美術館建設は事実上白紙撤回された。住民運動の成果だ。

 しかし、住民運動に対し「住民の妨害行動」との見解を変えず住民との対話をしようとしないなど、現市長もまた、前市長と同じく住民を軽視している。市政変革の課題が明確になった。公園の森のバリケードの撤去時期は明らかにされていない。完全解決まで見守り活動は続く。

 公園の見守り活動は、毎週金曜日のミーティング、チラシ作成配布、対市申し入れなど、私たち市民有志の会と地元自治会、共産党系の各界連絡会の3団体を核とした共同行動として、参加者誰もが対等の立場で進めてきた。私たちは、共同行動の力を学び、お互いの信頼関係を作った。

 私たちは、2000万署名の取り組みを枚方・交野実行委員会を作って行なった。今年に入ってほぼ毎日、市内各地での街頭署名で7100筆の署名を集めた。昨年11月から総がかり実行委員会呼びかけの19行動を、戦争法廃止枚方実行委員会と共同して取り組んだ。その結果、4月24日の同会主催の集会とパレードにも参加し、私が平和な枚方を作る市民の会の代表としてアピールした。共闘の基盤が広がった。 

 こうした枚方での共同行動の積み重ねをバネにわたなべ結さんを励ます市民集会を成功させた。私たちの政治的位置を飛躍的に高めた。

 6月5日には、総がかり行動の一環として、楠葉駅前で共同行動を取り組む。今後、市政変革、衆院選、市長選で共闘をさらに広げ、民進党までもウイングを広げた共同行動を実現したい。比例区では福島みずほさん、大阪選挙区ではわたなべ結さんの勝利を実現しよう。
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