2016年07月08日発行 1435号

【6・17東京総行動に初登場/力強い支援得た関西の2争議】

 6月17日の東京総行動には、関西からなかまユニオンの2つの争議が初エントリー。当事者らから報告が寄せられた。

入れ墨調査拒否者処分撤回争議/他の争議からエネルギー 最高裁で勝利へ

 6月17日は、3回目の最高裁前要請行動をした。東京総行動を闘う争議団に初めて「入れ墨調査拒否者に対する不当処分を撤回させる会」も組み入れていただき、共に闘いぬいたことが一番の成果だ。

 最高裁前で多くの争議団の仲間が一緒に抗議の声を上げ、「勝つまでやめられないな」という気持ちが、今まで以上にズドーンと心に響いた。要請では、JAL争議原告団の鈴木副団長にも「最高裁はしっかりと判断し、弱い者、労働者に寄り添った判決を」と発言いただき、大変力づけられた。はるかに長い闘いの争議も知り、頑張り続けるエネルギーをたくさんもらえた。

 最高裁への公正判決を求める署名も、安田さん・森さんの17団体、個人約500筆を追加で手渡し、累計約30団体、1000筆に届くところまできた。いろんな集会で訴え労組・団体を回ろうと決め実践した結果、手にした広がりだ。さらに労組・団体やいろんな場で、入れ墨情報収集は差別でないとした高裁不当判決のひどさを訴え、裁判勝利のために公正判決署名をどんどん広げたい。

 最高裁で勝利を手にするぞ。

(大阪・入れ墨調査不当処分を撤回させる会・津々木勇)

マリーマーブル社セクハラ被害争議/親会社ノバレーゼ社前でシュプレヒコール

 マリーマーブルセクハラ裁判では、新たに裁判所宛の公正判決要請署名を始めました。 6月17日の東京総行動には被害者の2人とともに参加。親会社ノバレーゼの取締役はセクハラ事件に深くかかわっており、社前で約40人が集会をもちました。「一部上場の資格なし。スラップ訴訟には屈しないぞ」「勇気を出して声を上げる、どれほど大変か。よくぞ声を上げてくださった」とアピールが続きました。

 要請団に対して会社は相変わらず失礼な対応をとりました。でもひるまずに要請書を手渡し、必ず回答せよ、と迫りました。妨害は強さではなく弱さの現われです。裁判で事実が明らかになって困るのは会社であり取締役の側。代理人まかせの安易な金銭解決は絶対許さない、と決意を新たにしました。

 2人の感想は「一言一言がありがたいなと感じた。1人で闘えない。2人でも闘えなかった。みんなと一緒だから闘える。やめない」。力強くあたたかい歓迎とアドバイスをもらった暑い一日でした。

 今後とも裁判傍聴と署名にご協力よろしくお願いします。

 第5回裁判期日は7月19日(火)16:15〜神戸地裁第228法廷。終了後報告集会と社前要請行動があります。

(なかまユニオン阪神分会・高島ふさ子)

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