2016年07月15日発行 1436号

【神奈川・あさか由香候補 市民が担う選挙戦】

 「8時間働けばふつうに暮らせる社会へ」という分かりやすいメッセージを掲げて、参院選神奈川選挙区に颯爽(さっそう)と登場した日本共産党あさか由香候補。

 やさしい言葉を選んでメッセージを送る演説では、野党共闘、安保法廃止、立憲主義の回復、アベノミクスから生活を取り戻すなどの発言がよく通る声で歯切れよく耳に入ってくる。共産党予定候補というそれまでの漠然としたイメージから知的で行動的、しかもおしゃれな女性≠フイメージに大きく転換した。

 街宣には、共産党カラーである赤い旗は全くなく、鮮やかなブルー基調の旗やプラカード、政策アピールボードなど。いずれも優しい顔つきで表現され、その中心であさか候補が演説を始めると誰もが自然に注目する。街宣そのものがこれほどブランディングとしてデザインされているのは、先の北海道5区補選の池田まき候補の闘いに次ぐ日本の選挙史上まれにみる快挙だと思われる。

 あさか由香候補のファッションをはじめ各種街宣ツールや全体的デザインまで、応援する市民の中から立ち上がったボランティア組織「withあさか由香」が担うという画期的な現象が起きている。

 これにより、神奈川県内各地域のママの会をはじめ働く女性層の関心を高めることに成功。また、県内全域に立ち上がっている市民連合横浜などの市民勝手連が注目し、支持層は一気に拡大した。

 他候補の比ではない非常に多くの市民ボランティアの積極的な活動参加がみられることが、あさか由香陣営の最大の強みではないか。

 7月2日、川崎駅前には1千名を超す聴衆が集まり、あさか候補の演説を聞きながら思わず涙する人もいたほど支持者の熱気にあふれた。

(市民連合横浜☆ミナカナ 伊藤新)

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