2016年07月29日発行 1438号

【福島さん当選の要因を確認 大阪では参院選挙総括集会】

 ZENKOは7月16日、大阪で参院選挙総括集会を開催。改憲阻止・安倍打倒のための市民と野党の共闘をさらに強めることを確認し、2週間後に迫った2016ZENKOin大阪の成功への取り組み強化を呼びかけた。

 山川義保共同代表が基調報告で「比例代表で推薦した福島みずほさんが当選しました。改憲を阻止する大切な一議席です。支援のみなさんに感謝します」とお礼を述べ、支援の取り組みの成果を示した。

 電話かけは関西全体で約3万4千件を超え、票読み目標2万票の約25%を読み切った。開票結果に変化は顕著だ。

 大阪府では社民党と個人票の合計は前回の1・13倍。大阪市の重点区の城東区では1・24倍に伸ばした。福島個人票は大阪市23区で城東区がトップだった(前回は3位)。枚方(ひらかた)市では、社民党と記載した票は前回から106票減少したが、福島個人票で574票を獲得。その結果、社民党総得票数は271票も増やした。京都府向日(むこう)市では、福島票は6年前の93票から139票と約1・5倍に伸ばした。

 各地域から報告が続いた。

 「福島県からの多くの避難者がみずほさんを応援した。これからも国会での追及や院内集会などで市民とのつながりを強めたい。国政選挙の取り組みは初めてづくしだったが、向日市で1・5倍に増やす成果を得た。この野党共闘を衆院選にもつなげていきたい」(京都)、「わたなべ結事務所の共同センターに毎日通い、電話かけを行った。本気で取り組む私たちを共産党が期待しているのが実感でき、弾みとなった。街宣の盛り上げ、メガホン行動、要の電話かけなど『とにかく挑戦』と何でもやった。多くの対話が生まれ、つながりがつくれた。これからが力の見せどころ。このつながりをZENKOに結実させる」(大阪市)、「初めての国政選挙での票読みで、福島個人票574票獲得は私たちの力だったと自信を持っている。共産党などとの共闘は5、6、7月と想像以上の広がりだった。この共闘にも私たちの力は大きかった」(枚方市)、「水岡勝手連の中で一般の家庭への電話かけを行ったのは全交兵庫だけだった。全交の評判は高まった。候補者の一本化など野党共闘は政党まかせではできないことを痛感した。市民の側からも政策を示していかなければならない」(兵庫)。

電話かけに全力を

 当選した福島みずほ議員の7月30日2016ZENKOメイン集会参加が決定したことが報告された。ZENKOまであと2週間、ラストスパートが始まった。

 「『福島さんが当選しました。ありがとうございました』と選挙の支援者に電話して、ZENKOへの参加が決まった」「野党共闘勝利の象徴である沖縄県と福島県からゲストがZENKOにやってくることをどんどん広めよう」「選挙の時も電話かけ、選挙が終わっても電話かけ。人とのネットワークづくりはとまらない」

 田中拓真実行委員長が「ZENKOには国内、世界の最先端の闘いが集まります。悔いのないよう最後まで成功への努力を続けましょう」と訴えて、集会を閉じた。
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