2016年09月02日発行 1442号

【戦争法廃止 憲法改悪許さない 総がかり行動 国会前集会 沖縄への弾圧やめろ 高江と連帯し緊急行動】

 8月19日、総がかり行動実行委員会の国会議員会館前集会に3千人が参加した。

 民進・社民・共産各党の議員が駆けつけ、「安倍首相は臨時国会で憲法審査会を動かし、改憲に手を突っ込んでくる。私たちは、戦争法の違憲性、解釈改憲のインチキを憲法審査会を舞台に追及していこう」(民進党・小西洋之参院議員)と呼びかける。

 リレートークで強調されたのは、南スーダンPKO(国連平和維持活動)の自衛隊による「駆けつけ警護」の危険性。「自衛隊員の命が、自衛隊によって南スーダンの人の命が、奪われる」「対テロ戦争でアメリカと行動を共にするのはもうやめよう」

 障害者の生活と権利を守る全国連絡協議会の市橋博さんは「戦争中、障害者は『米食い虫』『役立たず』と言われ、みじめな悔しい思いをした。今、同じ動向が現れていて怖い。津久井やまゆり園の事件の犯人は『障害者は殺した方がいい』。これが安倍政権の下で起きたことは決して無関係ではない」と話した。

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 続いて、ヘリパッド建設工事再開に抗議する沖縄・高江の闘いに連帯して緊急行動。

 現地から「基地の県内移設に反対する県民会議」事務局長の大城悟さんが電話でメッセージを寄せ、「午前6時、メインゲート前に550人が県内各地・全国から結集し、午前中の作業を阻止した。全米最大規模の退役軍人の会は高江ヘリパッド中止を決議した。地元の理解のない傲慢なやり方は必ず失敗する」。

 連帯発言では、「沖縄県公安委員会が各県公安委員会に機動隊派遣を求める文書を送った前日、警察庁は各県警本部に派遣への協力を求める文書を発出した。すべての動きはここ東京の中枢から出ている」との指摘があった。



 大阪の19行動は、なんば高島屋前で100人以上が宣伝・署名行動。「戦争法廃止、憲法こわすな」のアピールとともに、全交などが沖縄新基地反対の署名も。大阪総がかりでは9月19日戦争法強行1年にうつぼ公園(14時〜)で大集会&デモを予定している。

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