2016年09月30日発行 1446号

【戦争法強行採決から1年 9・19国会前行動に2万3千人】

 戦争法が強行採決されてから1年。9月19日、総がかり行動実行委員会の主催で国会正門前行動が取り組まれ、2万3千人が「私たちはあきらめない」「戦争法は廃止」と声を上げた。

 国会議員は岡田克也・民進党前代表、志位和夫・共産党委員長、福島みずほ・社民党副党首、参院選岩手選挙区で野党統一候補として勝利した生活の党・木戸口英司議員の4人がマイクを握る。

 「戦争法は運用段階に入った。南スーダンは内戦状態。自衛隊の任務拡大を絶対に許してはならない」(志位委員長)「きょう沖縄・高江から帰ってきた。なぜ自衛隊ヘリが重機を吊るして県道上を越えられるのか。いま高江は無法地帯、緊急事態宣言条項の先取りだ。立憲主義、法の支配は辺野古や高江にはない。これが日本の近未来にならないよう、一緒に闘おう。憲法の平和的生存権がすべての人に及ぶ社会を一緒につくっていこう」(福島副党首)と訴えた。

 総がかり行動実行委構成団体のあいさつが続く。解釈で憲法9条を壊すな!実行委員会の高田健さんは「きょう全国4百数十か所で行動している。11月、青森の陸上自衛隊第9師団第5普通科連隊を中心とした部隊が南スーダンに派遣される。殺し殺される事態になることは火を見るより明らか。総がかり行動実行委は10月30日、青森現地行動を行い、派遣に抗議する」と提起した。

 雨が本降りになる中、「憲法改悪絶対反対」「みんなの力で憲法守ろう」「憲法生かそうみんなが主役」のコールに力がこもった。

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