2016年10月07日発行 1447号

【さようなら原発・戦争 代々木公園に9500人】

 9月22日、東京・代々木公園で「さようなら原発さようなら戦争大集会」が開催された。デモが中止になるほどの雨の中、9500人が参加。「犠牲で成り立つ原発いらない」「戦争法は今すぐ廃止」「辺野古・高江に基地をつくるな」と声を上げた。

 ひだんれん共同代表の長谷川健一さんは「国に被曝者健康手帳の交付を求めているが、福島事故はチェルノブイリより過小として拒否。売れなかった農作物の買い取りも求めなければいけない。再稼働させない、原発なくす運動を展開しよう」と呼びかけた。

 全国避難者の会共同代表の中手聖一さんは、福島県の住宅支援打ち切りを批判。「私たちには避難の権利がある。住宅支援ではなく、本来は住宅保障だ。県は帰還し被曝を受け入れるか、貧困になるかの選択を押しつけている。誰ひとり追い出されることのないよう活動を続ける」

 止めよう!辺野古埋立て国会包囲実行委や、戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会の発言も続く。

 呼びかけ人の鎌田慧さんは「もんじゅ廃炉が決まって最初の集会として画期的。今村復興相は東電の株を、稲田防衛相は防衛関連企業の株を大量に買い、不道徳きわまりない。安倍は、オリンピックをやり、憲法9条を変えるために任期を伸ばそうとしている。独裁者は許さない」と怒った。

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