2016年11月04日発行 1451号

【2016アジアはともだち!子どもコンサート/笑顔あふれる出会いを】

 沖縄、朝鮮学校、地域の子どもが心を合わせて、平和な未来を創ろうと発信する子どもたちのコンサート。今年で12回目を迎えます。

 政府による沖縄・辺野古、高江への工事強行姿勢や改憲への動きなど、今、平和、民主主義、人権を守ることが本当に問われる情勢です。私たちをとりまく社会はどうなっているか? 沖縄の子ども、朝鮮学校の子ども、私たちの大切な友人たちの思いは? 「アジアはともだち」という言葉に込められるメッセージは? 平和」「命」「ともだち」の大切さを訴える子ども自身の言葉に耳を傾けてください。

 関東実行委員会は実行委員長(中3)、副実行委員長(中1)を中心にテーマ論議をし、相模原市の障がい者殺害事件に触れて「否定されてよい命などない」「弱いものを差別するいじめも一緒」などの意見が次々と。子どもたちが自分たちの今の気持ちを、一番表している、と「命(ぬち)どぅ宝(いのちこそたから)〜みんなちがってみんないい」に決まりました。

 今起きている沖縄の現実を知ろうと、実行委員長の菜々子さんは辺野古や高江を伝える映画『標的の村』の上映会に参加。住民と警察がもめるシーンに驚いたようですが、「学校で学んだ人権がなぜ守られないのか」と感想に書いたそうです。今年も、読谷(よみたん)まつりに合わせ沖縄平和ツアー(10/29〜10/31)に16人で取り組みます。

 関西実行委員会は、低学年の子どもが多く論議をつくることが難しい構成です。そこで、笑顔があふれるコンサートにしようと、自分の顔、友だちの顔、兄弟の顔、思い思いに描きチラシにしました。

 大阪市は貧困が身近な問題です。子育てや生活の厳しい親子が、獅子舞などの活動が居場所となり加わっています。沖縄読谷交流ツアー(10/22〜24)参加の子どもの事前学習には、朝の弱いお母さんも説明を聞きに来ました。沖縄の戦争の歴史と現状を学び、読谷村(よみたんそん)の子どもの地域のまつりに参加します。見て、聞いて、感じたことを、仲間に報告し、命の大切さ、平和の大切さを胸に刻んでほしいと思います。

 子どもたちを育む出会いと文化交流、そして解放感にあふれ、子どもも大人も楽しめるコンサートです。

 ぜひご来場ください。

(子ども全交 関西実行委員会・松昌子)

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◆大阪会場 11月26日(土)14時開場 大阪市立大成小学校(JR「鶴橋駅」、地下鉄「今里駅」)

◆東京会場11月27日(日)15時開場 成城ホール(小田急線「成城学園前駅」)

≪問い合わせ≫Email: kodomozenko@yahoo.co.jp TEL:大阪 090−9871−3085(西岡) 東京 090−8806−8716(藤平)



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