2016年12月09日発行 1456号

【高江の闘いは正念場ー連帯行動を強めよう 沖縄への弾圧をやめろ 不当逮捕、差別発言許さない 12・20北部訓練場「返還式典」反対】

 沖縄に対する弾圧がエスカレートしている。運動のリーダー山城博治さんら3人が起訴され、6人が勾留。現行犯ではなく、何か月もたってから証拠も不確かなまま逮捕する明らかなでっち上げだ。

 11月25日、止めよう!辺野古埋立て国会包囲実行委員会などが呼びかけ、警察庁への抗議行動が行われた。右翼による大音響のヘイトスピーチをはねのけ、「警察は沖縄への弾圧をやめろ」「暴力を振るうな」とコールする。

 沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの宮平真弥さんは「高江での警察の活動は警察法2条(憲法の保障する個人の権利・自由を干渉する等その権限を濫用してはならない)違反。警察庁は現場の警察官が憲法・法令を守るよう指導せよ」と迫った。

12・20官邸前でも抗議

 11月27日、辺野古への基地建設を許さない実行委員会主催の新宿デモでも、沖縄差別への怒りの声が相次いだ。

 ヘリ基地反対協議会の安次富(あしとみ)浩さんは電話を通じ「機動隊の差別発言、それを擁護する松井大阪府知事や鶴保沖縄担当大臣の発言は権力者が沖縄を植民地≠ニ見ていることの現れ。この差別・抑圧の状況を絶対に許さない。これはみなさんの闘いだ」。

 主催者からは、政府が12月20日に行おうとしている北部訓練場返還式典の狙いについて「基地負担の軽減をぶち上げ、沖縄の闘いを分断し、高江は終わった≠ニいう雰囲気をヤマトの社会につくり出すこと。だが、米軍専用施設の集中度は74%から70%になるにすぎない」と指摘。20日当日は式典開催時刻と夕方の2度、首相官邸前での抗議行動が計画されている。

 宮古島出身の男性は、奄美から八重山に至る南西諸島の各地で自衛隊基地の建設が進行しつつあることに関心を持ってほしいと訴えた。

高江オスプレイ・パッド、辺野古新基地の建設を許さない!

 12・10東京集会 12月10日(土) 日比谷野外音楽堂
 開場13時 開会13時30分 デモ15時10分

沖縄に基地はいらない 12・10おおさか総がかり集会

 扇町公園 14時から 集会後パレード

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