2016年12月30日発行 1459号

【防衛省に緊急抗議 「墜落をごまかすな」】

 「墜落をごまかすな」「オスプレイいらない」。12月16日、東京・市ヶ谷の防衛省前にも怒りのコールが響き渡った。沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックが呼びかけた緊急抗議行動だ。

 「オスプレイは欠陥機とはっきりした。周辺に民家が密集し、学校や病院がある横田基地への配備を絶対に許さない」「厚木基地にもオスプレイが飛来している。自衛隊機飛行差し止めの高裁判決を覆した最高裁判決は住民の人権無視の判決だ」などの発言が続く。

 1959年6月30日に起きた沖縄県石川市(現うるま市)宮森(みやもり)小学校への米軍機墜落事件を語り継いでいる「宮森・630を伝える会」の女性は「宮森小は私が通っていた小学校の隣の小学校。児童を含む18人が犠牲になった。私の娘が沖縄国際大学3年生だったとき米軍ヘリが大学内に落ちた。上から何が落ちてくるか知れない不安の中で生きている苦しさが分かりますか」と問いかけた。



 ZENKOは関西でも京都、大阪など5か所でオスプレイ撤去、返還式典中止を求める一斉抗議アクション。抗議ファクスの呼びかけに「危険、やめてほしい」と次々と市民が応じた。(12月19日 大阪京橋駅前)


ホームページに戻る
Copyright Weekly MDS