2017年01月20日 1461号

【市民連合が2017ファーストアクション つながり、変える リスペクトの政治へ 新宿西口街頭宣伝に2500人】

 1月7日、東京・新宿西口で「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」主催の大演説会が行われ、野党4党の代表が2500人の聴衆を前にがっちりと手をつないだ。

 「つながり、変える リスペクト(尊重)の政治へ」のプラカードを手にした人びとに向かい、最初にマイクを握ったのは社民党の福島みずほ副党首。「沖縄の高江・辺野古で弾圧が続いている。まさに共謀罪≠フ先取り、緊急事態宣言条項・憲法改悪の先取りだ。山城博治さんたちを釈放せよ、と市民の集会が院内でも開かれる。私は希望を語りたい。時代の状況はきわめて深刻だが、だからこそ希望を組織化していきたい」

 自由党の青木愛副代表は「新自由主義の政策で労働者をいつでも解雇できるよう規制緩和され、非正規社員が増えた」、共産党の志位和夫委員長は「総選挙での野党共闘成功のために、共通政策を豊かで魅力あるものにし、違いを認め合い多様性を大事にして闘おう」と訴える。

 最後に登場した民進党の安住淳代表代行が「違いをあげつらうのではなく、大局に立って連携する。強い者が弱い人たちを踏みつける社会を否定し、共生≠フ社会を」と語ると、拍手とともに「ちゃんとやれよ」の声が飛んだ。


大阪ではロックアクション

 秘密保護法が強行採決された2014年12月6日から3年。「戦争あかん!ニューイヤーロックアクション」が1月6日、大阪市内で開催された。元衆議院議員服部良一さんが「野党共闘を実現し、政治の転換となる年にしよう」と主催者あいさつした。

 集会では、「共謀罪早期成立」とぶち上げた安倍政権・自民党に対し「狙いは沖縄の反基地運動潰しではないか」(永島靖久弁護士)と警戒感が示された。12月後半、沖縄辺野古・高江支援に出向いた園良太さんから「辺野古ゲート前の座り込みに行こう」と呼びかけがあった。

 高浜原発3、4号機運転差し止め訴訟の高裁決定を前に、1月22日関電包囲行動の提起も受け、約100人の参加者はデモに出発した。

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