2017年01月27日 1462号

【上間芳子さんが連帯の訴え 辺野古を止めることは戦争を止めること 現場と連帯し街頭でなかまを増やそう】

 1月1日、沖縄辺野古・高江を訪れたZENKOメンバーは、平和市民連絡会・上間芳子さんと交流。上間さんは次のように現状を伝え連帯の闘いを呼びかけた。ZENKO関西実行委員長・田中拓真さんに紹介してもらった。

 高江は歩行訓練ルートの工事はまだ終わっていないし、見張りは続ける。中に大量の砂利が積まれたままで、作業員も相当入っている。高江でも集中行動日をつくることをオール沖縄で検討している。

 那覇などから辺野古だと1時間で来れるが、高江までは2時間少しかかる。高江に350人集まったのはすごいことだ。一気に60人、100人が刑事特別法(米軍施設への無断立ち入りなどを罰する弾圧法規)の適用も恐れずに基地内に入っていった。

 辺野古には500人が集まるのではないか。もちろん本土からも来てほしいが、地元の人、ウチナーンチュが集まらないといけない。ウチナーンチュががんばらないと、本土で闘いが広がらない。現場の闘いが重要だ。今年頑張らないと来年はない。辺野古が完成しなければ高江、伊江島も運用できない。そのため辺野古を止めることが重要である。

 県外から沖縄の現場に来ることも必要だが、本土から土砂を出さない闘いも大事だ。実際に工事が始まると海から砂利を持ってくる。海から運ばれると止めることは困難となる。採取地である山から海に土砂を出さない、瀬戸内など採取地から土砂を運ばせないことが闘いになる。また、アメリカに対しても基地建設は環境破壊ということを知らせていくことも必要である。

 辺野古の新基地は高江とは規模が全然違う。1日600台のトラックで搬入すると言われており、土砂の搬入方法も決まっていない。埋立工事の最初に行う美謝(みじゃ)川の切り替えも名護市長の許可はおりていない。名護市長、沖縄県知事の権限を行使すれば、辺野古の新基地建設はできない。もし稲嶺市長、翁長知事の権限を奪うのであれば、それは法治国家ではない。

 日本会議は改憲の国民投票に向けて街頭で動いている。それを上回る運動をしなければいけない。1人でできることは限られているので、街頭でなかまを増やさないといけない。署名など街頭行動は、どのような人が来るか、どんな質問があるか分からないので自分も鍛えられていく。ただし、無理して答える必要はないし、分からないことは分からないと言ってよい。

 辺野古を止めることは戦争を止めることと同義語である。一緒に頑張っていきましょう。

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