2017年02月03日 1463号

【安倍政権の暴走止めよう 南スーダンから自衛隊撤退 ことし最初の総がかり19日行動 「憲法改悪絶対反対」と3千人】

 1月19日、総がかり行動実行委員会によることし初めての国会議員会館前行動が行われ、3千人が「南スーダンから自衛隊は撤退せよ」「戦争法と一体の共謀罪許すな」「憲法改悪絶対反対」と声を上げた。

 参院会派「沖縄の風」の糸数慶子議員は「逮捕されて3か月を超えた山城博治さんを一日も早く取り戻したい。多くの署名を寄せていただき、ほんとうに心強い。辺野古・高江と合わせ、宮古・石垣に新たな自衛隊基地をつくらせない運動を展開していく」と決意を表明。総がかり実行委の小田川義和共同代表は「野党は『本気の共闘』でアベ政治に代わる政治の姿を示せ」と訴えた。

 東京MXテレビが「沖縄の基地建設に反対している人は金で雇われている」などととんでもないデマ番組を放送した問題で、この日同テレビ本社に抗議の申し入れをした女性が報告する。「60人が集まってくれ、訂正と謝罪を求めた。高江・辺野古の報道が少ない東京では、ウソがすーっと入ってしまう。こうやって偏見がつくられていくのは許せない」

 武器輸出反対ネットワークの杉原浩司さんは、来年度予算案で防衛省の軍事技術研究推進制度に110億円が計上されたことを指摘。「昨年度3億円、今年度6億円から激増した。大学・研究機関・民間企業まるごとオールジャパンで軍産学複合体≠つくるとば口に立っている」と警鐘を鳴らした。


大阪でも総がかり行動

 大阪でも19日、今年の総がかり行動がスタートした。大阪市の中心、御堂筋を約200人がデモ行進し、「安倍政治を終わらせよう」「共謀罪をつくらせないぞ」など道行く人に訴えた。

 デモに先だつ集会では、民進・共産・社民の各党があいさつに立ち、野党共闘の前進で安倍の暴走を止める決意を語った。

 主催者を代表して中北龍太郎弁護士は「共謀罪の狙いは戦争法反対の運動つぶし」と強調。「南スーダンで傷ついた自衛隊員が出ても、改憲へと政治利用するつもりだ」と指摘し、「改憲項目の絞り込みに踏み込む安倍打倒へ、平和の渦をつくりだそう」と呼びかけた。

 会場ではZENKOメンバーが「オスプレイ・改憲阻止」の緊急署名活動も。「ZENKOさん、頑張ってますね」と激励を受けていた。

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