2017年02月10日 1464号

【オスプレイ・改憲阻止署名行動/各地で手応え 対話進む/安倍はあかん≠ニ怒りの声も】

 ZENKOの「オスプレイ配備撤回・沖縄に新基地つくるな・自衛隊南スーダン撤退・改憲阻止 平和と命を守る緊急署名」が反響を呼び起こし始めている。各地の取り組みを紹介する。

首都圏/ヤンバルクイナ帽子かぶり/自然を守ろう≠フ替え歌も

 1月29日都内で開かれたZENKOスタート集会では、首都圏各地域から街頭署名行動の様子が報告された。

 神奈川では、21日に「月桃の花」歌舞団との共催で開いた「フクシマ・オキナワとつながる希望の写真展」の際などに、道行く人たちに足を止めてもらおうと歌舞団がエイサーを踊り、全員ヤンバルクイナの帽子をかぶって署名を集めている。他の市民団体との共同行動も追求中だ。

 千葉は街頭署名を始めたばかりだが、学校の試験問題に出たと言って署名していく中学生や「集めてくる」と言って用紙を持ち帰る人も現れている。沖縄戦や基地問題を追ったドキュメンタリー『沖縄うりずんの雨』上映会にも出かけ、多くの署名を集めた。

 東京・北部は上野駅公園口や都電熊野前停留所などで街頭署名。パネルに見入っていく人が目立ち、「危険な欠陥機オスプレイは配備撤回を」と語りかけると対話につながっていく。オスプレイ配備・墜落事故に対する怒り、そして安倍政治全体への怒りが感じられるという。歌舞団が作った曲に「やんばるの自然を守ろう」の歌詞を載せた替え歌も完成した。


関西/連続1週間行動開始/地域集会にも参加希望者が

 関西各地でも街頭署名行動が本格的にスタートした。

 大阪市は1月30日から連続1週間行動を開始した。30日の午前はあいにくの雨で署名スポットを変更せざるをえなかったが、2人で16筆の協力を得た。育休中の若い母親が署名してくれたり、「安倍はあかん」「税金の使い方が間違っている」などの怒りを込めた署名が集まった。

 夕方は京橋駅で。「オスプレイ反対の署名」の声にわざわざ引き返して協力した男性が「親戚が沖縄にいる。沖縄ばかりに負担を強いているのには腹が立つ」との声も。

 京都では1月29日、右京区阪急西院駅前で今年2度目の署名行動に6人で35筆の協力。向日(むこう)市議杉谷伸夫さんや元日本テレビ・アナウンサー小山田春樹さんの街頭演説とともに呼びかけ、オスプレイや報道の自由、奨学金問題などに関心を持った学生たちと対話が生まれた。2月26日に開く地域の語るつどいに参加したいとの声が寄せられた。



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