2017年02月10日 1464号

【議会を変える 憲法いかそう茨木市民の会代表 山本よし子 「憲法いかそう」の訴えに熱い支持】

 去る1月22日の大阪府茨木市議会選挙で、「憲法いかそう茨木市民の会」の私、山本よし子は1009票を獲得し、地域変革に力強い第一歩を踏み出すことができた。会を立ち上げてから約4か月。限られた期間の中でも、街頭での協力者呼びかけ、上映会開催、毎週の「憲法語ろう会」の積み重ね、2度にわたる大量の政策チラシ各戸配布、電話での対話など、支援者の協力のもとで精力的な運動を展開したことの成果だ。

 支援、協力いただいたみなさんに心から感謝いたします。

 1006票の意義は2つ。1つは、市民の改憲反対の声を掘り起こし、私たちの政策への信頼を目に見える形で手にしたこと。選挙戦の最中でも「43人の候補者の中で、憲法改悪反対をはっきり言っているのは山本よし子だけ」「議員一人ひとりに、憲法を生かすのか殺すのかが問われている」と訴えてきた。「憲法をいかした改革」への期待観がこの票に託されている。

 2つ目は、茨木市議会の最大会派である維新の会の勢いにストップをかけたことだ。9人も候補者を出した維新の会は、現職3人が落選、選挙前の6議席から4議席に減らした。私は、維新の会は「大企業優先、『身を切る改革』のもとに市民生活を破壊してきた」「『古い政治を壊す』と言って、安倍政権と一緒に憲法改悪を進めている」と徹底して維新の会批判を行った。市民の間に維新不信が根強くあることが示された。

 課題は、維新の会と現在の市政への不満の声を、私への票につなげることができず、現職、既存政党の候補に対して票数では大きく差があったこと。市民の中に政策への確信を築いていくことがこれからやるべきことである。

 選挙中、市内の北から南まで走り回った。北部の住宅地では「近くに道路ができても、バスの便も悪く、若い人は減っている。年寄りばかりの街になってしまった」。JRの駅近くでは「アパートに住んでいるのは一人ぐらしの年よりばかり。倒れたら孤独死する」。他にも「父子家庭の子どもの支援をもっとちゃんとしてほしい」など、市政への不満や要望を聞くことができた。弱い立場の市民の生活と命が本当にないがしろにされている。支持を大きく増やすためには、こうした市民の声を取り上げ、市民生活重視の政策をさらに打ち出していくことが必要だ。

 私に寄せられた票の重みを受け止め、「憲法いかした市政の改革!」「茨木からアベ政治を変える」を合言葉に、再スタートをはかりたい。

 みなさん、いっしょにがんばりましょう。
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