2017年02月10日 1464号

【ZENKO沖縄参加団が連帯訪問 1月は辺野古・高江・伊江島にも】

 ZENKO沖縄参加団が毎月取り組む連帯訪問。1月は、辺野古・高江に加え、オスプレイ訓練が行われさらに基地の大規模拡張工事の進む伊江島にも足を運んだ。ZENKO滋賀の峯本敦子さんから速報が寄せられた(詳報次号)。

 氷点下2度の冷凍地域・滋賀から脱出。1年ぶりの沖縄は初夏の陽気で、固まった体を解凍してくれました。今回の行程はフルコース。訪問先は、伊江島、シュワブゲート前、高江N1裏、N1テント、全交が交流を深めてきた儀保(ぎぼ)昇さん宅での援農、辺野古浜テント、瀬嵩(せだけ)の丘、やちむんの里、彫刻家金城実さん宅への抜き打ち訪問、恨(ハン)之碑、読谷村(よみたんそん)役場、不屈館。

 初めて訪れた伊江島は戦中体験のみならず戦後体験という点でも沖縄の縮図と言われていて、島ぐるみ土地闘争の発火点です。その歴史や忍耐強い阿波根昌鴻(あはごんしょうこう)さんの信念を学びました。今、オスプレイ導入などでどんどん強化されている伊江島の米軍基地をフェンス沿いに直接見に行こうとしましたが、道が途中で終わっていたりでフェンスには近づけませんでした。

 3日目に訪問した金城実さんは、今も拘束されている山城博治さんに話が及ぶと、「山城君より、激烈な戦争体験に裏打ちされたおじい、おばあが主役だ。山城君を潰せば運動を潰せると思うな。主役はおじい、おばあだ。相手は沖縄を甘く見ている」と話されました。その時、私は沖縄の運動の粘り強さのわけがわかりました。

 辺野古の座り込みで現場の空気に長く触れた昨年の訪問も貴重な体験でしたが、今回は沖縄の魂の原点にも触れ、運動の強さに改めて気付くことができました。今後の滋賀の運動を考えると、行って良かったです。皆さんもぜひ全交参加団で沖縄に行ってください。



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