2017年02月10日 1464号

【アベ政治を終わらせ「99%の世界をつくろう 2017ZENKOin東京スタート集会開く】

 ZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)は「2017ZENKOin東京」を7月29日サンパール荒川(荒川区)で、30日シアター1010(せんじゅ)(足立区)などで開催する。「今年のZENKOをあなたも一緒に創りましょう」と呼びかけるスタート集会と第1回全国実行委員会が1月29日、初日の会場となるサンパール荒川で行われた。

 ZENKO共同代表の高瀬晴久さんが「実質改憲状態はあらゆる分野に及び、オスプレイ配備や今国会の焦点である共謀罪新設はその典型。官邸前行動や自治体決議運動、『オスプレイ・改憲阻止緊急署名』を広げることが展望を切りひらく」と情勢の特徴を指摘。

沖縄訪問を報告

 ZENKOin東京の実行委員長を務める藤平良祐さんは前日まで2日間、ZENKO沖縄代表参加団の一員として伊江島と辺野古、高江を訪れた。「銃剣とブルドーザーによる土地強奪に抵抗する民衆の闘いの原点が伊江島。『わびあいの里』の数々の展示品から当時の闘いを知ることができた。ZENKOの前身、働く青年の全国交歓会の横断幕も保存されていた」と報告。「辺野古には全国から大勢の人が駆けつけている。高江のヘリパッドはまだ完成していないどころか、手抜き工事のため崩れかかっている現場もある。『愛とユーモア』のキーワードが印象に残った」と引き続く沖縄連帯の取り組みに向け決意を語った。

 実行委員会の議論では、提案されたメインスローガン「NOオスプレイ・戦争・改憲! やめろ安倍政治 99%の社会をつくろう! 国際連帯の力で」に対し「貧困≠フ言葉を入れてほしい」「軍事費を削って教育や社会保障に回せ、ということも言いたい」「共謀罪は強調すべきだ」「排外主義との闘いも盛り込もう」などの意見が出されたほか、サブスローガンについて「原発の課題で避難者の住宅提供打ち切り・帰還強要反対や被曝を避けて暮らす権利の確立を入れるべきだ」との発言があった。「反トランプの闘いを進めている女性反戦団体を招請できないか」「プレ企画として、今年後半オスプレイが配備される横田基地ツアーを実施してはどうか」「海外ゲストとは全交大会の場だけでなく恒常的な交流ができるようにしたい」といった声も上がった。

 次回実行委員会は2月17日に行われる(午後8時10分〜北とぴあ[王子駅下車]14階スカイホール)。



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