2017年02月17日 1465号

【沖縄連帯と地域変革が軸 大阪】

 大阪集会は、山川義保MDS副委員長の基調講演をはさんで沖縄連帯と地域変革の闘いの特別報告で始まった。

 1月のZENKO沖縄参加団は辺野古・高江に加えて伊江島も訪れた。滋賀の参加団メンバーは「辺野古の反対運動は20年を超える。そこには伊江島の阿波根昌鴻(あはごんしょうこう)さんの徹底した非暴力平和思想とすべてのものに命が宿っているという考えが沖縄の人びとに受け継がれ、不屈の精神を培っている」と感想を述べた。

 茨木市議選を闘った山本よし子さんは2つの成果を強調。「一つは、市民の中にある改憲反対の声を掘り起こし、目に見える形にしたこと。二つ目は、維新の会の勢いにストップをかけたこと。1009票の重みを受け止め、『憲法いかした市政の改革。茨木からアベ政治を変える』に再チャレンジする」と決意表明。

街頭で市民と対話

 構成詩では戦争・改憲・貧困・原発・生活破壊などあらゆる分野から安倍政権を倒す決意が語られた。

 「尊厳ある暮らしを!」連絡会は「高い介護保険料を払って、サービスは受けられない。こんなん詐欺や」と介護・福祉切り捨て反対署名を開始したことを報告。大阪市内で一人暮らしの障がい者は「維新の橋下になってから、私たち生活弱者への締め付けが著しくなった。軍事費に莫大なお金をかけているのに国民の生活を守らない安倍政権に反対です」。関電前星空交流会の参加者は「交流会のすごさは雨でも雪でも必ず行っていること。原発推進派の金を用いた巧妙な詐欺に引っかからないように、繰り返し粘り強く訴えれば、社会全体がきっと変わる」と訴えた。なかまユニオンは「安倍の『働き方改革』の狙いと最低賃金1500円運動の意義」をテーマに開く2・10春闘集会への参加を呼びかけた。

 取り組みの軸は、オスプレイ・改憲阻止緊急署名。地域や街頭で市民との対話を増やし、つながりを広げていくことだ。「人は10の嫌なことがあっても、一ついいことがあれば頑張れる。落ち込んでも人と接することが大事。署名活動では街頭でしか出会えない人がいる」との報告は街頭に立つみんなの思いを代弁するものだった。

 地域から市政を変える決意も続いた。

 京都市の小山田春樹さんは「市政改革の活動を始めた。支援組織づくりの第一歩として2月26日に集いを開く」とアピール。大阪府寝屋川市でも市民派の議員を必ず当選させるための事務所が設置された。「寝屋川で市民自治を実現させる運動はアベ政治と真正面で向かい合う闘いです」と2年後の市議選に挑む。

 まとめの行動提起では、2月18日の福島みずほさんを囲むつどいを始め、各地の街頭署名行動への参加が呼びかけられた。




 辺野古海上工事強行の2月6日、毎月6日の戦争あかん!ロックアクション≠ナは現地行動参加者の報告も。約100人が共謀罪反対などとともに沖縄連帯を掲げ、「辺野古の海上工事やめよ」「オスプレイはいらない」とデモで市民に訴えた(大阪市)。
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