2017年02月17日 1465号

【MDS集会開く オスプレイ・改憲阻止緊急署名を広げ 軍拡・生活破壊の安倍政権打倒へ 地域の多彩な運動が集う 東京】

 「オスプレイ配備撤回! 軍拡・生活破壊の2017予算を許さず、市民・野党共闘を強め安倍政権を打倒しよう!」と2月5日、東京と大阪でMDS(民主主義的社会主義運動)集会が開かれた。

 東京集会では冒頭、MDS関東地方委員会から小池(百合子)都政について「小池は反安倍ではない。戦争法廃止も反原発も言わず、もともと熱心な改憲論者・核武装論者。7月2日投票の都議選で改憲勢力を少数派に追い込む闘いが必要だ」と発言。

 佐藤和義MDS委員長の基調講演(要旨2面)に続き、特別報告や構成詩で首都圏各地域の多彩な運動を共有化した。

 「横浜いじめ放置に抗議する市民の会」共同代表の井上菜穂子さんは「いまだに原発避難いじめ被害の児童への謝罪はない。それどころか教育長は金銭授受を『いじめとは認定しない』と被害児童をさらに苦しめている。カジノ誘致は横浜の教育をますます壊す。教育が壊れるのは戦争が始まるとき。8月の市長選の大きな争点になる」と話す。

オスプレイ飛ばすな

 第9次横田基地公害訴訟原告団団長の福本道夫さんは、自ら撮影したオスプレイやパラシュート降下訓練の映像を示しながら「横田にはMV22(海兵隊仕様)が14年7月から飛来し、この2年半で離着陸回数は160回。今年後半にはCV22(空軍仕様)が3機、21年までにさらに7機が配備される。学校や病院の上を避けて飛ぶことは不可能。周辺住民に理解を深めてもらうための教宣活動や署名運動など地元に根ざした闘いを進める」と述べた。

 ZENKO各地域からも、大紙芝居(三多摩)やジュゴンの歌(千葉)など創意をこらした「オスプレイ・改憲阻止緊急署名」活動を報告。ZENKOかながわのメンバーとともに登場した「市民ネット・沖縄から帰れ!神奈川県警」の林立彦さんは、機動隊を沖縄に派遣した6都府県での住民監査請求の取り組みについて語った。

 福島原発かながわ訴訟原告団の山田俊子さんは住宅提供打ち切り反対の闘いを、NPO法人くまハウスの大久保信之さんは3月12日に開く介護保険制度の改革をめざす集いについて、首都圏なかまユニオンの組合員は不当労働行為救済・退職金支払いを求める闘いを、それぞれ報告。日野市議の有賀精一さん、足立区議の土屋のりこさんからも、オスプレイ阻止や貧困・格差克服に向けた市民と議員の協働の取り組みが伝えられた。

 フィナーレは「月桃の花」歌舞団による『ダイレクト』。「わたしの命はわたしのものだ/わたしが生きる/わたしが決める」と歌い上げた。



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