2017年05月19日 1477号

【議会を変える なぜアンパンマン 東京都足立区議 土屋のりこ】

 4月30日宮古島市議石嶺かおりさんと楚南有香子さんを囲んだつどいがありました。石嶺さんは1月に補選で当選されたばかり。市議会でたった一人の女性議員で、自衛隊基地にはっきり反対する立場の勇気あるかたです。

 共に闘う連帯の気持ちを込めて、激励グッズを「ともにつくる会」の若者メンバーで手作りし、贈呈しました。何をつくったか―アンパンマン・クッションです。

 アンパンマンを私がイメージキャラとして活用していることをご存知の方もおられるかもしれません。なぜアンパンマンか。それは、正義の味方だからだけでなく、アンパンマンは「命」を殺さない、すべての命と共に生きる正義の味方だからです。

 アニメや絵本の中ではバイキンマンがよく悪さをします。するとアンパンマンは社会の秩序を壊すバイキンマンにそんなことしちゃダメでしょと言って、懲らしめます。でも、命までは奪いません。映画やほかの正義モノのストーリーでは、怪獣はばらばらにされてしまったり、悪役は殺されてしまったりします。でも、アンパンマンはバイキンマンを殺さないのです。

 アンパンという食品は人間のおなかに入って、体の中でいろんな菌=微生物によって分解され、栄養として吸収されます。バイキンマン=悪玉菌が少々悪さするからといってすべての菌を殺してしまうと、人の体もモノを消化・吸収できず、体の健康も維持できなくなってしまいます。

 生きとし生けるすべての命を大切にする正義の味方アンパンマン―「共に生きよう」というメッセージを感じるからこそ、子どもたちも大好きなのかもしれませんね。

 選挙の時には、足立区を守るそんな正義の味方がツチヤノリコだよーと、げん担ぎをさせていただきました。今沖縄で子どもたちの命を守るために、軍事を生活の場に侵入させないために闘っている石嶺さん、楚南さんにぴったりだと考え、アンパンマンのクッションを作って、裏側に皆で寄せ書きメッセージを書いてプレゼントしました。

 「子どもが好きなんです」と受け取ってくださり、私たちも嬉しく思いました。

 今後はミシンも導入し、グッズ作成の腕をより磨いていこうと会で話し合っています。

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