2017年05月19日 1477号

【第4回あだちフェスタ/パラマウント・ワーカーズ・コープで/地域の草の根で手をつなぎ合う】

  「みんなが豊かに、平和に、健康に」「改憲許すな」を掲げて4月29日、東京・足立区内で「第4回あだちフェスタ」が開かれた。

 会場のパラマウント・ワーカーズ・コープは労働者生産協同組合型企業として、「足の健康をサポートする靴作り」をモットーに、素材にこだわり、医療専門家とも連携した靴の手作り生産を続けている。フェスタ実行委員長の土屋のりこ足立区議は「貧困に対して健康を守る、体を守ることも一つの闘い。ジャンク・フードを食べない。健康にいい製品をつくる。このワーカーズ・コープのように働く人たちが中心になり、搾取のない世界をめざして従業員一人ひとりがつくり上げる企業を広げていきたい。いい靴がたくさんあり、おいしい料理も準備されているので、一日楽しんでください」と開会あいさつ。

 代表の稲垣敏彦さんからも「この千住地域のみなさんとともに、健康を足元から支える靴の製造・販売を継続できるよう頑張っていきたい」と表明があった。

 前々日発足した「市民連合あだち」の呼びかけ人の一人、吉田万三元足立区長も来場。「自分たちで仕事をつくり、自分たちで運営しているのはすばらしい。足立にもいろんな動きがある。憲法学習会、放射能から子どもを守る運動、区役所業務の民間委託反対など。区民自身が声を上げ、政党を動かし、本気で安倍政権にストップをかける。一人ひとりの力は小さいが、みんなで力を合わせていきたい」と訴えた。

 靴の即売やバザー、安心野菜の販売、ミニステージ、子どもの遊び場、子ども食堂など多彩な企画に地元の人びとをはじめ多くの来場者があり、靴の売り上げは前回の倍近くに上った。(7面に関連投稿)

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